プロムス・ラストナイト2007

放送音楽

昨日はプロムスの放送がありました。夜10時からで3時間弱、夜更かしの苦手な私にとっては、守備範囲を超えるものです。いずれ再放送があるだろう、と思って、第1部だけ見ました。
あ、録画はハード・ディスクの容量が不足、断念しました。そろそろチューナーを新調しなきゃいかんかなぁ~。

今年のシェフは、ビエロフラーヴェク氏。そう、日本フィルでお馴染み、マエストロサロンで何度もお会いしてます。そのマエストロ、最後のスピーチで何を話すのか楽しみではあったんですが、昨日は時間切れでした。

ロンドンは世界最大の音楽消費都市、とよく言われます。最近では東京の方が上でしょうが、決定的に違うのは、聴衆の音楽を徹底的に楽しんじゃう姿勢でしょうか。その典型がプロムス・ラストナイトでしょう。クラシックのコンサートでこんなのあり? という光景バッカリ。コスプレして来るいい大人がたくさんいますしね。

今年はシェークスピアがテーマだったようですね。冒頭はドヴォルザークの序曲「オテロ」でした。チェコ人シェフとシェークスピアなら当然の選曲か。
トーマス・アデスの歌劇「テンペスト」から嵐の場面も演奏されてましたね。アデスさんも客席で歓声に応えていました。
プロムスは、ラストナイトに限らず、平気で現代音楽が出てくる。東京と違うのもここら辺りでしょうか。皆、それを楽しんでる。

今年のゲストはヴァイオリンのジョシュア・ベルとソプラノのアンナ・ネトレプコ。ベルはラヴェルのツィガーヌと、ラフマニノフのヴォカリーズを自らアレンジしたもの。
男性客を一人残らずアホ面にしてしまったネトレプコは、ベルリーニの清教徒からのアリア。

ベルは、演奏の合間にキャスターのインタヴューにも答えていました。ワシントンDCでやったストリート・ミュージシャンの体験も紹介されてましたね。45分間で32ドル、ベルだっ、て気が付いた人はたった一人だったとか。
この話、やくぺん先生がブログで紹介してましたっけ。これこれ↓

http://blog.so-net.ne.jp/yakupen/2007-04-11

最後まで見てた家内によると、後半もスッゴク盛り上がってたとか。そうそう、エルガーのアニヴァーサリーもテーマになってましたね。前半では「8月4日」という珍しい、管弦楽伴奏の歌曲が演奏されていました。レアな楽曲が聴けるのも、プロムスの魅力です。

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