バリオーガン・ステークス

現在のイギリス・アイルランド競馬界は来週に迫ったロイヤル・アスコットの話題一色ですが、昨日はアイルランドのレパーズタウン競馬場でバリオーガン・ステークス(GⅢ、3歳上牝、6ハロン)が行われています。夏場のイヴニング開催。

レース名となっているのバリオーガン Ballyogan はアイルランドの名スプリンターですが、戦時中の馬ですから一般的な知名度は高くないかも知れません。

10頭が出走し、7対4の1番人気はイギリスから遠征してきたビヨンド・ディザイア Beyond Desire 。3歳馬ですが、先月ヘイドック・パークでリステッド戦に勝った順調さで人気を集めていました。

レースは2番人気の地元馬ミス・ゴーリカ Miss Gorica が速いペースで飛ばしましたが、3番手を進んだギルト・エッジ・ガール Gilt Edge Girl が最後の1ハロンで抜け出しての快勝。本命のビヨンド・ディザイアも勝馬をマークするように追走しましたが、1馬身4分の1及ばず2着。3着には更に後ろを進んだディスティンクティヴ Distinctive が半馬身差で続きました。

終わってみれば英国馬のワン・ツー・スリー独占、レース名とは皮肉な結果に終わりました。
即ち、優勝したギルト・エッジ・ガールはクライヴ・コックス厩舎、2着ビヨンド・デザイアはマイケル・ジャーヴィス厩舎、3着ディスティンクティヴはブライアント・スマート厩舎の管理馬で、ディスティンクティヴは1000ギニーで5着した3歳馬です。

ギルト・エッジ・ガールは4歳馬ですが、前走バースでのリステッド戦に勝ったばかり。3歳時は主にハンデ戦で走っていた馬で、パターン・レースは初挑戦での初勝利でした。

騎乗していた若手騎手ルーク・モリスにとっても、これがパターン・レース初制覇となります。

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