秋のドーヴィル

昨日はドーヴィル競馬場でレゼルヴォアール賞(GⅢ、2歳牝、1600メートル)が行われました。
去年の日記をチェックしていたら、シーズン末期の競馬については歴史なども詳しく調べていましたね。レゼルヴォアール賞についても同じで、敢えて付け加えることはありません。

ドーヴィルはパリジャン・パリジェンヌにとって夏の避暑地で、カジノなどの娯楽とともに夏競馬が行われているわけです。10月のドーヴィルがどんな雰囲気なのかは知る由もありませんが、レゼルヴォアール賞だけは1996年からここで開催されています。

例えば、この日は一日10レース。うち芝コースは第4レースから第6レースまでの3レースだけで、残り7レースは砂コースで行われます。ファイバー・サンド・コースという名称。
もちろんレゼルヴォアール賞は芝コースですよ。

さて今年は8頭立て。2連勝中で3戦2勝のノヴァ・ステップ Nova Step がイーヴンの1番人気に支持されていましたが、優勝は39対10のエスピラータ Espirata
3馬身差が付いた2着にフットステッピー Footsteppy が入り、更に1馬身半差で本命ノヴァ・ステップという結果。

勝ったエスピラータはエリー・ルルーシュ厩舎、アンソニー・クラスタス騎乗のコンビで、一昨日レポートしたコンデ賞に続くパターン・レース制覇となりました。

同馬は夏のドーヴィルで初勝利をあげた後、同開催のオマール賞からロンシャンのマルセル・ブーサック賞に向かう計画を立てていたのですが、調教過程に狂いが生じ、この日が前走(8月8日)以来の実戦となっていたのです。これで3戦2勝。

厩舎としてはGⅠを狙う積りの馬でしたから、この日も好位から残り300メートルで抜け出し、他馬を寄せ付けない強さを見せ付けた形です。

騎乗したクラスタスも“どんな馬場(この日は重馬場)でも走るし、まだまだ余裕十分の手応え” とエスピラータにぞっこんの様子。
今シーズンはこれで終戦とし、来年春は仏1000ギニーを目標にするとのことでした。

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