エデルミラの本領

8月第1週、アイルランドのコーク競馬場でギヴ・サンクス・ステークス Give Thanks S (GⅢ、3歳上牝、1マイル4ハロン)が行われました。馬場は適度に柔らかい good 。
1頭が取り消して12頭立て。3頭の4歳馬に3歳馬9頭が挑戦する構図で、前走カラー・カップ(GⅢ)で逃げて3着に粘ったアガ・カーンの4歳馬タラナ Tarana が9対4の1番人気。

レースはダンス・ウィズ・アナザー Dance With Another の逃げで始まりましたが、勝負は後方待機組の争いとなり、9番手に付けていた2番人気(6対1)のエデルミラ Edelmira が後方11番手の6番人気(9対1)ダーク・クルセイダー Dark Crusader に3馬身4分の1差を付けて圧勝。1馬身4分の1差3着にも後方7番手から追い上げた8番人気(12対1)のとぇる・ハウス Shell House が入りました。タラナはその後、4着での入線です。
デルモット・ウェルド厩舎、パット・スマーレン騎乗のエデルミラも本命馬と同じアガ・カーンの所有馬。前走ミュンスター・オークス(GⅢ)では1番人気に支持されながら7頭立て6着と期待を裏切っていた3歳馬で、前走は馬場が硬過ぎたのが敗因でした。今回は馬場が軟化したことにも恵まれ、新馬勝ちの好内容が立証された形です。これで3戦2勝、未だ成長途上の1頭と言えましょう。
凱旋門賞が行われる週末に組まれているロワイヤリュー賞(GⅡ)に登録があり、そこが目標。10月のロンシャン競馬場は馬場が重くなる可能性が高く、時計が掛かる馬場という注文が付くエデルミラには絶好の条件が期待できます。

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