今年も休戦記念日に

フランスの平場競走パターン・レースも残り僅かになってきました。昨日は11月11日、アーミスティス・デイの休日恒例、フィーユ・ド・レール賞(GⅢ、3歳上牝、2100メートル)が行われました。重馬場のトゥールーズ競馬場。
このレースの歴史などについては去年の日記で詳しく紹介しましたから、それには触れません。

今年の出走馬は10頭。2対1の1番人気に支持されていたのは2008年のこのレースの覇者で、前走フロール賞(GⅢ)でも3着していたラ・ブーム La Boum でしたが、後方から良く追い込んだものの一息届かず2着に終わっています。

優勝は122対10の人気薄マ・プレファレンス Ma Preference 。スタート良く飛び出し、一旦は先頭を奪われながらも二の足を使って差し返しての勝利でした。
1馬身半差2着が本命ラ・ブーム、首差3着がカーティカ Kartica の順。

マ・プレファレンスを調教するフランソワ・ロホー師はパール・バンクス Pearl Banks も出走させ、3番人気だった同馬の方に期待していたのですが(鞍上も主戦のベルトラス)、こちらは7着敗退です。

今回、乗り替わりでマ・プレファレンスにはステファン・パスキエが初騎乗。トゥールーズ競馬場も重馬場も得意の(前走も同じ条件でリステッド戦2着)同馬は、パターン・レース初挑戦での初勝利となりました。

ロホー師によれば、勝ったマ・プレファレンスも負けたパール・バンクスも仲良くこれを最後に引退する由。

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