ガランチャのジルヴェスター

土曜日の夜、NHKハイビジョンで昨年末のベルリン・フィル/ジルヴェスター・コンサートが放送されましたので、録画予約して楽しみました。
暫く音楽放送から遠ざかっていましたが、漸く当家のAVシステムも快調になってきたのと、どうやらガランチャが出たらしいという噂を聞いたから。

ラトヴィアの名花エリーナ・ガランチャについては、シンデレラで仰け反り、カルメンで打ちのめされてから、当ブログでも絶賛してきました。今やメロメロ状態ですから、私の言うことを本気に捉えちゃいけませんぜ。

我が樫本大進くんが正式にコンサートマスターに就任して最初の仕事になる今回のジルヴェスター、今年はフランスとスペインがテーマということで、ガランチャが歌ったのはベルリオーズ(ファウストの劫罰)、サンサーンス(サムソンとデリラ)、ビゼー(カルメン)と、アンコールのサルスエラやララのグラナダ。
もちろんカルメンはたっぷりハイライトを歌ってくれました。

言うことないでしょう。デリラにしてもカルメンにしても、ガランチャの如くに迫られたら、落ちない人はいませんな。オペラは歌唱力が全てといっても、やはり美貌も色気も欠かせません。それがリアリティーというものでしょ。

横で棒を振っているグスターボ・デュダメルくんも鼻の下は伸びっぱなし。
この指揮者、向こうではデュダメル応援団なるものがあるそうで、隊長は彼のアバドとか。道理でアバドそっくりの棒を振る人です。なんかねぇ~。
出身はヴェネズエラとか聞きましたけど、何でスペインなんでしょうか。新年はウサギ年だから? まさか。

ということで、この放送を見逃した人、2月6日にはBS2でも再放送があるそうです。
そしてガランチャの虜になった諸君、既に入れ揚げている皆さんにも朗報です。絶品、メットのカルメンが2月21日にハイビジョンで全曲放送されます。
今回のメット・ライヴは20日から5日間、ばらの騎士、カルメン、シモンボッカネグラ、ハムレット、アルミーダの布陣。ハードディスクの残量を計算しながら録画しないといけませんね。

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