ライベリアン・フレイター、またも逃げ切り

日曜日のアメリカG戦は、先日開幕したハリウッド競馬場の一鞍だけです。

ハリウッド競馬場はカリフォルニア州の競馬場で、同州ではサンタ・アニタ競馬場と交互に開催を引き継ぐ関係にあります。府中と中山、京都と阪神の関係と思えば良いでしょう。
1938年に開設され、当時はハリウッド・ターフ・クラブが運営していました。日本でも同競馬場と提携していた「ハリウッドターフクラブ賞」という重賞が施行されていた時期があります。1984年にはブリーダーズ・カップが開催され、アメリカ西海岸を代表するコース。

イングルウッド・ハンデキャップ Inglewood H (芝GⅢ、3歳上、8.5ハロン)。サンタ・アニタ競馬場の混合戦は4歳上の条件でしたが、これを引き継ぐハリウッド競馬場では3歳上となります。実際には3歳馬の参戦はレア・ケースですが、米国クラシックでは主流から外れる芝コースでは3歳馬の参戦も時折は見られるようです。1938年の競馬場開設と同時に創設された芝コースの混合戦。
今年の勝馬はライべリアン・フレイター Liberian Freighter 。当初は6頭が出走を予定していましたが、実際にゲートインしたのは僅か4頭。2週前(サンタ・アニタ)のアルカディア・ハンデ同様逃げ切り勝ちでG戦2連勝。先頭から最後まで、差は詰まったものの終始同じ順位のままで決着した一戦です。2着ライヒル・ドリーマー Ryehill Dreamer との着差は半馬身。
前走もそうでしたが、ゲートインを嫌う癖のある馬。しかしゲート内では落ち着いていて、スタートも1番、直ぐに2馬身差を付けての一人旅でした。4頭の中では最も人気薄の7対2。
調教師はネイル・ドライスデール、騎手は前回と同じマーチン・ガルシア。

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