ワン・ツー・フィニッシュのアレンベルク賞

昨日の火曜日、メゾン=ラフィット競馬場でアレンベルク賞 Prix d’Arenberg (GⅢ、2歳、1100メートル)が行われました。
一昨年まではシャンティー競馬場で行われていましたが、今年は去年に続きメゾン=ラフィット競馬場で開催。馬場状態は soft 。

9頭立て。英国からはアスコットのプリンセス・マーガレット・ステークス(GⅢ)で4着したラヴ・ユー・フォーレヴァー Luv U Forever と、既にフランスのボア賞(GⅢ)で3着しているパイマンズ・セオリー Pyman’s Theory が出走してきました。
6対4の1番人気に支持されていたのは、ドーヴィルの未勝利戦に勝ってこれが3戦目のエデンズ・ドリフト Eden’s Drift です。

しかし優勝は2頭の英国馬でも、本命馬でもなく、9対1(5番人気)のレスティアダルジャン Restiadargent でした。4分の3馬身差2着も23対1のケンダム Kendam と波乱。短首差3着にカラホラ Calahorra の順。
1番人気のエデンズ・ドリフトはスタート良くハナに立ち、快調に逃げていたように見えましたが、ゴール前300メートルで失速し、ズルズル後退して7着凡走。ラヴ・ユー・フォーレヴァーは4着、パイマンズ・セオリーもどん尻9着に敗退しました。

勝ったレスティアダルジャンは4番手追走、最後の100ヤードで鋭く伸びる楽勝。2着馬は2番手に付け、一旦は交わされながら渋太く巻き返した結果です。
1・2着馬は共にアンリ=アレックス・パンタル調教師の管理馬、ワン・ツー・フィニッシュです。勝馬にはマクシム・グィヨン、2着馬にはファブリース・ヴェロンが騎乗していました。

レスティアダルジャンは、3戦目にシャンティーの条件戦(1200メートル)に勝ち、前走ドーヴィルの条件戦(1400メートル)で4着だった牝馬。これで5戦2勝となります。
2着馬と同じギイ・パリエンテ氏の所有馬で、両馬とも氏の所有するケンダルジャン Kendargent を父に持つ馬。調教師のみならず、オーナーにとっても、種牡馬ケンダルジャンにとってもワン・ツー・フィニッシュとなる結末でした。

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください