ストライキ

昨日はメゾン=ラフィット競馬場でシーズン最後のG戦3鞍が行われる予定でしたが、何と競馬場業務関係者のストライキのために開催が中止されてしまいました。
もちろん昨今の経済状況悪化と、それに伴う労働条件見直しが原因ですが、ここ数年では起きなかった事態です。

私が初めてヨーロッパの競馬を観戦に行った1970年代にはストライキが盛んで、78年の仏オークスは労働者のピケのために開催不能に陥りましたっけ。ニューマーケットでもウィリー・カーソンがゲート前で馬から曳きづり降ろされる光景もありました。

今回もフランス・ギャロのフランソワ・ブラール代表が現地入りして交渉を重ねたようですが、結局は決裂。11月5日のレースは中止となりました。
調教師や馬主の代表とも協議が行われましたが、今のところ代替競馬についても結論は出ていないようです。

この日中止になったのは、
クリテリウム・ド・メゾン=ラフィット Criterium de Maison=Laffitte (GⅢ、2歳、1200メートル)
ミエスク賞 Prix Miesque (GⅢ、2歳牝、1400メートル)
セーヌ・エ・オワーズ賞 Prix de Seine-et-Oise (GⅢ、3歳上、1200メートル)

特にミエスク賞には、日本人調教師・小林智厩舎がモモ・ノ・セック Momo No Sekku (桃の節句)という馬を出走させる予定だっただけに残念。このまま中止になるか、交渉がまとまって代替競馬が行われるのか。
後日行われた場合には改めてレポートしましょう。

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