雨で変更されたシカモア・ステークス

今週末のアメリカ競馬は真に静かなものです。もちろん競馬そのものはベルモントでもサンタ・アニタでも開催されていますが、グレード・レースはキーンランド競馬場で木・金・土の3日間、夫々1レースづつ予定されているだけ。当ブログに「アメリカ競馬」のカテゴリーを開設してから最も暇な一週間になりそうです。

ということで、昨日(10月20日)は以下のG戦一つが行われたのですが・・・。

さてキーンランド競馬場のシカモア・ステークス Sycamore S (芝GⅢ、3歳上、12ハロン)。1995年創設。2003年からGⅢに格上げされました。レース名は馬名ではなく、「アメリカスズカケ」のことで、巨木に育つことで知られています。
ということでしたが、この日は雨のため芝コースが使用不能となり、シカモア・ステークスは本来の芝の12ハロンからメインコース(ポリトラック)の13ハロンに変更されてしまいました。このためアメリカ・グレード・ステークス委員会は、今年のシカモア・ステークスを本来のGⅢに据え置くか否かの検討に入ったという事です。これを書いている現在では結論が入ってきていませんが、仮にグレード・レースに据え置かれたとすれば、GⅢの13ハロンと訂正されることになります。一応、結果だけでも簡単に記しておきましょう。
今年の勝馬はサナガス Sanagas 。6頭立て。向正面からスタートし、コースを1周半するレース。1周目のスタンド前では後ろから2番手、二度目の向正面で4番手に上がり、直線入口では先行2頭の外から追い上げ、最後方から伸びたブラジル産馬のタホー・レイク Tahoe Lake に馬身差を付けての優勝です。サナガスはドイツ産馬。ドイツで3勝した馬で、これがアメリカでの3勝目。前走はサラトガ競馬場の芝コースでの一般ステークス戦で、G(認定されればですが)戦は初勝利となります。
調教師はグレアム・モーション、騎手はラジーヴ・マラー。

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