聖金曜日のキーンランド

昨日は聖金曜日、イギリスもそうですが、アメリカも国民の祝日でした。イギリスの競馬は全休ですが、アメリカではいつも通り開催があります。
中でもケンタッキー州ではキーンランド競馬場の春開催が初日を迎え、オープニング恒例のトランシルヴァニア・ステークス Transylvania S (芝GⅢ、3歳、8.5ハロン)が行われました。なお、キーンランドの春開催は4月27日までのほぼ3週間、15日間の短期開催となります。

アメリカではマイナーなジャンルとも言える3歳の芝戦、今年は firm の馬場、1頭取り消しがあり6頭立てで行われました。2対1の1番人気はステート・オブ・プレイ State of Play とモナスティック Monastic がほぼ並んでいます。前者は昨夏にサラトガでウィズ・アンティシペーション・ステークス(芝GⅡ)に勝った馬、また後者は昨秋のキーンランドで行われたバーボン・ステークス(芝GⅢ)で1番人気に支持されながら10着惨敗した馬。その時は「バーボン・ステークスの珍事」として当日記でも取り上げました。
しかし本命2頭は共に凡走、ステート・オブ・パワーは2~3番手を追走しながらワンペースを維持するだけの3着、モナスティックも終始4~5番手を追走するだけの5着と期待を裏切りました。どうもモナスティックは人気になると凡走するタイプのようです。
人気馬を尻目に鮮やかな逃げ切り勝ちを演じたのが、3番人気(3対1)のシルヴァー・マックス Silver Max 。スタートで先手を取ると、そのまま2馬身ほどのリードを保ち、直線では2着以下との差を更に広げて5馬身半差の圧勝です。鞍上のロビー・アルバラード騎手もムチを使うことなく腕と踵だけの余裕の勝利でした。2着には最後方から直線で内を衝いて追い込んだトラヴェル・アドヴァイザリー Travel Advisory が入り、更に1馬身4分の1差で上記のようにステート・オブ・パワーが3着。
デール・ロマンス師が管理するシルヴァー・マックスは、2歳時には5戦して全て2着だった馬。今年1月13日に初勝利を記録し、初めて挑戦したG戦(ホーリー・ブル・ステークス、GⅢ)は5着でした。2度目の挑戦でグレード・レース初勝利となります。

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1件の返信

  1. まとめteみた.【聖金曜日のキーンランド】

    昨日は聖金曜日、イギリスもそうですが、アメリカも国民の祝日でした。イギリスの競馬は全休ですが、アタッキー州ではキーンランド競馬場の春開催が初日を迎え、オープニング恒例の…

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