デル・マー最終日はラフな結末に

先のレイバー・デイにサラトガ競馬場の夏開催が幕を下ろしましたが、二日後の昨日、カリフォルニアのデル・マー競馬場も千秋楽を迎えました。G戦は一つ、夏の西海岸の2歳チャンピオンを決定する一戦です。

ということで、デル・マー競馬場のデル・マー・フューチュリティー Del Mar Futurity (GⅠ、2歳、7ハロン)。デル・マー競馬場のフィナーレを飾る2歳馬のGⅠ戦。1948年創設、グレード制が導入された1974年はGⅡでしたが、2007年からGⅠに格上げ。現在ではブリーダーズ・カップ・シリーズに指定され、勝馬には自動的にブリーダーズ・カップ・フューチュリティーへの出走権が与えられます。その意味でも、東海岸・サラトガ競馬場のホープフル・ステークスに対応してると言えましょう。
今年の勝馬はドリル Drill 。8頭立て。直線ではラフなレースとなり、審議の結果、2着と3着が入り替わりました。勝ったドリルは前半は5番手、最後は5頭が横一線に並ぶ接戦となり、大外からの差し切り勝ち。2着入線のマジェスティック・シティー Majestic City が進路妨害の咎で3着に降着され、首差2着にベスト・パル・ステークス(GⅡ)に勝ったクリエイティヴ・コース Creative Cause が繰上り。本命に推されたクリエイティヴ・コースの二冠は、残念ながら達成成らず。ドリルは7月30日のデビュー戦8着、続く8月13日に2戦目で初勝利を挙げ、ここは3戦目でした。
勝馬の調教師ボブ・バファートは、このレース10勝目。勝利騎手マーチン・ガルシアは、最後の競り合いと進路妨害でムチを落とすアクシデントがありながらも接戦を制しています。

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