日曜日もヴェラスケス

今年の三冠レースを無事に終えた日曜日、モンマス・パーク競馬場でＧ戦が一鞍行われています。

モンマス・ステークス Monmouth S (芝ＧⅡ、３歳上、９ハロン)は firm の芝コース、１頭取り消して７頭立て。２００８年に創設され今回が５回目となる一戦。２００９年の勝馬プレシャス・パッション Presious Passion と２０１０年の勝馬ゲット・シリアス Get Serious が共に顔を揃えましたが、前者は１９対１、後者も３２対１と今回は脇役と評価されていました。
３対５の１番人気に支持されたのは、今年メイカーズ・４６マイル(芝ＧⅠ、キーンランド)を制したデータ・リンク Data Link 。前走ウッドフォード・リザーヴ・ステークス(芝ＧⅠ、チャーチル・ダウンズ)では５着でしたが、ここは鞍上にニューヨークからジョン・ヴェラスケスを迎えて期待が集まります。

レースはプレシャス・パッションの逃げ、これをゲット・シリアスが追走、このレース優勝経験馬２頭が引っ張る展開。３番手に付けていた２番人気(７対２)のゲット・ストーミー Get Stormy が３コーナーから仕掛けて先頭で直線に向かいます。
しかし、前半は最後方に待機、向正面で徐々にポジションを上げた本命データ・リンクが大外を通り、直線で早目先頭のゲット・ストーミーを１馬身捉え、期待に応えました。更に１馬身４分の１差で３着はゲット・シリアス。プレシャス・パッションは６着敗退。

データ・リンクを管理するのはクロード・マゴーギー師。同馬と初めてコンビを組んだヴェラスケス騎手は、前日にユニオン・ラグス Union Rags でベルモント・ステークスを制したばかり。ニューヨークの強運をニュージャージーにも引き連れての重賞連覇でした。

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