チャーチル・ダウンズ春開催のフィナーレ

日曜日のアメリカ、G戦は2鞍。この日春開催のフィナーレを迎えるチャーチル・ダウンズ競馬場でもG戦が行われています。

最初にベルモント・パーク競馬場から、ベッド・オー・ロージズ・ハンデキャップ Bed o’Roses H (GⅢ、3歳上牝、7ハロン)。fast の馬場、1頭が取り消して6頭立てで行われました。前走ヴァグランシー・ハンデ(GⅡ)を制したシー・シーズ・パル C C’s Pal がG戦2連勝を期待されてイーヴンの1番人気。
レースはカティナトゥリー Catinatree が逃げ、シー・シーズ・パルは2番手追走。直線シー・シーズ・パルがやや外に出すと、好スタートから4番手に控えていた2番人気(2対1)のダーウィンズ・スター Derwin’s Star が逃げ馬と本命馬の間隙を衝いて抜け出し。そのまま後続との差を広げて圧勝。3馬身半差2着にはスタートで躓き、後方追走を余儀なくされたキャッチ・ア・ジーフ Catch a Thief が追い込みましたが、スタートのアクシデントが無くとも勝馬の優位は変わりなかったでしょう。首差3着にシー・シーズ・パル。
勝馬を調教するスティーヴ・クレサリスは同馬のオーナーの一人でもあります。厩舎の期待ほどの実績が上がらなかったため一時は引退を考えてこともあったそうですが、今回のG戦初勝利によって更なる展望が開けてきたようです。次走はサラトガのバレリーナ・ステークス(8月24日)でGⅠ初制覇を目指します。勝利騎手はラモン・ドミンゲス。

そして日記のタイトルにもしたチャーチル・ダウンズ競馬場。猛暑が予報されているためにレースを遅らせるほどの環境。夕方から夜の熱戦が続いているようです。
メインのG戦に入る前に、「呟き」でも触れたとおり遠征中の福永祐一ジョッキーが初めてチャーチル・ダウンズの掲示板に載りました。第4レースの2歳戦で、トーマス・プロクター厩舎のパタキー・キッド Pataky Kid に騎乗して11頭立ての3着。スタートで大きく出遅れる不利がありましたが、直線では外から追い込んで2着とは首差の3着(勝馬は10馬身以上の大差勝ち)。出遅れが無ければ2着に入っていたかもしれません。今のところ当方がゲットした福永情報はこれだけです。
さてチャーチルの最後を飾るファイアークラッカー・ハンデキャップ Firecracker H (芝GⅡ、3歳上、8ハロン)。1頭取り消しがあり、good の芝コースに5頭が出走してきましたが、G勝馬はバーナード・バルーク・ハンデ(芝GⅡ)に勝ったトゥラルアー Turallure だけ。当然ながら3対5の断然1番人気に支持されていました。
しかしトゥラルアーはスタートが余り良くなく、最後方5番手からの競馬。人気の無い(10対1)ナイト・パーティー Night Party が先頭でゆったりした流れを作ります。5頭が隊列を作る中、丁度真ん中に付けていた3番人気(7対2)のガイズ・リワード Guys Reward が先行2頭の外を通って追い上げ、2番手を進んだ2番人気(3対1)のセルーニ Seruni に2馬身差を付けて優勝。3着には半馬身差でナイト・パーティーが粘り込み、トゥラルーアは精彩を欠いて4着敗退。
デール・ロマンス師が管理するガイズ・リワードは、4月にベン・アリ・ステークス(芝GⅢ)で3着した後チャーチル・ダウンズで2連勝。前走の一般ステークスではセルーニを破って優勝していました。これがG戦初勝利となります。騎乗したコーリー・ラヌリー騎手は、今チャーチル開催のリーディング・ジョッキー、そのタイトルに最後のG戦勝利で華を添えた形です。ユーイチにとって手本となるジョッキーでしょう。

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1件の返信

  1. まとめtyaiました【チャーチル・ダウンズ春開催のフィナーレ】

    日曜日のアメリカ、G戦は2鞍。この日春開催のフィナーレを迎えるチャーチル・ダウンズ競馬場でもG戦が行われています。最初にベルモント・パーク競馬場から、ベッド・オー・ロー…

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