シルヴァー・フラッシュ・ステークス

昨日、アイルランドのレパーズタウン競馬場でシルヴァー・フラッシュ・ステークス Silver Flash S (GⅢ、2歳牝、7ハロン)が行われました。
ここ3年はエイダン・オブライエン厩舎の馬が連勝している2歳牝馬戦ですが、今年の出走馬スノー・クィーン Snow Queen は新馬戦で5着の成績。4連覇は難しいと見られていました。

馬場は soft 、所により soft to heavy というこの所定番となっている不良馬場で、1頭が取り消し、8頭立てで行われました。出走馬中既に勝鞍のあるのは4頭、うち3頭は新馬に勝っただけ。その1頭、アガ・カーンのハラシーヤ Harasiya が11対8の1番人気に支持され、見事に期待に応えています。

レースはマイ・スペシャル・ジェイズ My Special J’s が逃げて直線に入りましたが、後方6番手を進んだハラシーヤが外から伸び、逃げ馬に2馬身半差を付ける快勝。粘ったマイ・スペシャル・ジェイズと3着に入ったローゼリー Roseraie との着差は1馬身4分の1でした。
2番人気(10対3)のトゥルー・ヴァーディクト True Verdict (3戦して全て2着)は2番手に付けながら8着どん尻負け、3番人気(11対2)のラワーク Rawaaq (1戦1勝)も6着敗退。唯一のオブライエン出走馬スノー・クィーンは5着でした。

ハラシーヤを管理するジョン・オックス師は、意外にもこのレース初勝利。騎乗したジョニー・ムルタ騎手は、2009年、2010年のオブライエン主戦騎手時代に続く3勝目となります。
ハラシーヤは先月の新馬戦、同じレパーズタウンの7ハロンで勝ったばかり。新馬→GⅢとエリートコースを歩んできましたが、課題は良馬場への対応でしょうか。馬場が乾いた時にスピードに対応できるかは、そのときが来れば答はでるでしょう。
この内容から、来年の1000ギニーに12対1のオッズが出されました。これは現時点では2番人気。一番人気はゴスデン厩舎のニューファングルド Newfangled の6対1で、ロイヤル・アスコットのアルバニー・ステークス(GⅢ)を含めて2戦無敗の馬ですね。

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