オルフェーヴルも2着健闘

今年も凱旋門賞レポートが巡ってきました。凱旋門賞そのものは既にテレビ放映もされましたし、NHKが朝のニュースでも取り上げていましたから結果はご存知でしょう。慌てる必要もありませんから、ここではGⅠ7連発をレース順に回顧して行きましょう。いつものスタイルですが・・・。
写真や映像を見ると日曜日は雨は上がったようですが、馬場は重いまま。一日を通して heavy で行われていました。アベイが行われるスタンドから遠い直線コースも heavy でしたから、パリ地区全体がシッポリ濡れていたことになりましょう。後から結果を見れば、やはり重い馬場が結果を大きく左右した、ということが言えると思われます。

最初は第2レース(第1レースはハンデ戦です)、午後12時55分発走のアベイ・ド・ロンシャン賞 Prix L’Abbey de Longchamps (GⅠ、2歳上、1000メートル)、「ロンシャン修道院賞」から。2歳馬にも出走権がありますが、当初登録から唯1頭登録していた2歳馬が取り消して18頭立て。メンバーを見て愕然としましたが、地元フランス調教馬はたったの1頭だけ。ここ40年もの長期に亘って、このレースは海外勢の草刈り場になってきました。今年も2対1の1番人気に支持されたメイソン Mayson はジュライ・カップ(GⅠ)の勝馬で、もちろん英国のリチャード・ファヘイ厩舎の管理馬。ジュライ・カップ以来ほぼ4ヶ月ぶりの実戦ですが、今期は3月から使い詰めで来ただけに休養は有利に働くという予想でしょう。

スタートが良かったのはイングザイル Inxile とハミッシュ・マゴナガル Hamish McGonagall 。スタートで滑って遅れた本命メイソンも直ぐに失地を回復して先行馬に取り付きます。先ずイングザイルが脱落し、メイソンが期待通り先頭に立った所、後方に待機した4番人気(83対10)のウィズ・キッド Wizz Kid が鋭い伸び脚で前を交わし、メイソンを首差捉えて優勝。半馬身差3着にハミッシュ・マゴナガルが粘りました。
ウィズ・キッドは弱体と呼ばれ唯1頭しか参加していなかったフランス調教馬。ロベール・コレ師が管理し、ジェラール・モッセ騎乗。今期は6月にシャンティーのグロ・シェーヌ賞(GⅡ、3歳時にも勝って連覇)に勝ったものの、ロイヤル・アスコット(キングズ・スタンド10着)、ドーヴィル(モーリス・ド・ギースト2着)、ヘイドック(スプリント・カップ6着)と連戦したGⅠ戦ではいずれも不運続きで結果が出せずにいた4歳牝馬。ハイペースでの追い込みを武器とする馬で、今回は展開が脚質にピタリと嵌ったと言えるでしょう。去年は勝馬から1馬身差の5着に終わったアベイ、今年は見事に雪辱を果たして初のGⅠを手にしました。
陣営によれば、次走はアスコットのチャンピオン・シリーズを予定しているそうで、今回のGⅠ勝ちはペナルティーの対象にならないそうな。アスコットでもフランス娘の巻き返しに期待したいところ。

続いて第3レースはマルセル・ブーサック賞 Prix Marcel Boussac (GⅠ、2歳牝、1600メートル)。かつてのクリテリウム・デ・プーリッシュ Criterium des Pouliches ですね。1頭取り消して9頭立て。2対1の1番人気に支持されたのは、3戦無敗のピース・バーグ Peace Burg 。メゾン=ラフィット、ドーヴィル、シャンティー(オマール賞GⅢ)と勝ち進んで、パリ地区競馬場の完全制覇に期待が掛かります。

レースは6番人気(133対10)の伏兵シラソル Silasol の逃げ、ピース・バーグは先行馬をマークして内ラチ沿いに控える展開。本命馬は内に包まれて行き場を失い、外に出したものの瞬発力は影を潜めて5着がやっと、初黒星を喫しました。優勝は、最後で後続馬に迫られながらも渋太く二の足を使ったシラソルの逃げ切り。後方から追い込んだトパーズ・ブランシュ Topaze Blanche が頭差で2着、もう一つ頭差で3着にアルテリート Alterite の順。4着フロティーラ Flotilla まで含めてフランス調教馬が1着から4着までを独占しました。英国の期待を背負ったエージェント・アリソン Agent Allison (チャップル=ハイアム厩舎)とパー・アロング Purr Along (ミュイール厩舎)は夫々7・8着と惨敗に終わっています。
結果はフランス勢の独占でしたが、1・2着は共にカルロス・ラッフォン=パリアス師の管理馬によるワン・ツー・フィニッシュ。勝馬にはオリヴィエ・ペリエが、2着馬にはランフランコ・デットーリが騎乗していました。勝ったシラソルは2戦目にロンシャンの未勝利戦に勝ったばかり。僅か3戦目でGⅠのタイトルを手にしました。同馬のオーナーはウェルザイマー兄弟。既にご存知のように、調教師も騎手も、そしてオーナーもこのあと更に大きなタイトルが待っています。この時点でこれに着目した人は先ずいないだろうと思いますが・・・。

第4レースがジャン=リュック・ラガルデール賞 Prix Jean-Luc Lagardere (GⅠ、2歳牡牝、1400メートル)。かつてのグラン・クリテリウム Grand Criterium ですが、距離は200メートル短縮されています。クラシックに繋がる一戦のため、せん馬には出走資格がありません。ここも1頭が取り消して8頭立て。英国からリチャード・ハノン厩舎が送り込んだGⅡ2勝馬のオリンピック・グローリー Olympic Glory が6対5の1番人気。唯一2着(コヴェントリー・ステークスGⅡ)に負けた相手がチャンピオンのドーン・アプローチ Dawn Approach ということで、チャンピオン不在のここでは格上という評価です。

外枠(9番枠)からスタートしたアヴァンタージュ Avantage が内に切れ込みながら先頭でレースを引っ張ります。内の中団で待機した本命オリンピック・グローリー、外に出してからはスムーズな動きで抜け、後方から追い込むワッタ・ネーム What A Name に1馬身4分の1差を付けて見事期待に応えました。3着は首差でインディアン・ジェイド Indian Jade 。後で判ることになりますが、この日のGⅠ7レースで1番人気が勝ったのはこれだけ。他は夫々健闘したものの4頭が2着という結果になります。
ハノン厩舎、リチャード・ヒューズ騎乗のオリンピック・グローリーは、グッドウッドで新馬勝ちしたあとアスコットで2着。その後ニューマーケットのサパラティヴ・ステークス、グッドウッドのヴィンテージ・ステークスとGⅡに連勝。通算では5戦4勝2着1回となり、上記のように負けたのはドーン・アプローチだけということになります。前走ヴィンテージを制した後、3週間前にシェイク・ジョアーン・ビン・ハマド・アル・サニという現オーナーが購入して勝負服も変わりました。厩舎に変更はないようで、2000ギニーのオッズは16対1に上がっています。

2時40分スタートはオペラ賞 Prix de l’Opera (GⅠ、3歳上牝、2000メートル)。1頭取り消して13頭立て。春競馬でパターン戦に3連勝、カラーのプリティー・ポリー・ステークスでGⅠタイトルを獲得した英国(ジョン・ゴスデン厩舎)のイッツィ・トップ Izzi Top が9対5の1番人気に支持されています。

レースはこれも英国遠征組マニエレー Manieree が逃げ、意図したわけではないもののチーム英国的な展開。先行馬群をマークして進んだビュイック騎乗の本命イッツィ・トップが通常より早目に抜け出してゴールを目指しましたが、後方内ラチ沿いに機を窺っていた地元の6番人気(12対1)リダシーナ Ridasiyna が末脚を爆発させ、イッツィ・トップを3馬身半突き放しての逆転劇です。本命馬はここでも2着。短首差でフォルマス・ステークス(GⅠ)勝馬で2番人気(48対10)のジォフラ Giofra が3着に入り、社台吉田のピリカ Pirika は4着。3番人気(58対10)ガリコヴァ Galikova は6着敗退。結果論ですが、ビュイックのイッツィ・トップは仕掛けが早かったと言えるでしょうか。
ミケール・デルザングレ厩舎、クリストフ・ルメール騎乗のリダシーナは、前走ノネット賞(GⅡ)で5着に負けるまでは無敗(3戦)だった馬。シャンティーでクレオパトラ賞(GⅢ)を制しており、アガ・カーン至宝の繁殖牝馬になることは間違いありません。

そしてお待ちかね、第6レースとして組まれたのがアーク・ド・トリオンフ賞 Prix de l’Arc de Triomphe (GⅠ、3歳上牡牝、2400メートル)。「凱旋門賞」として日本で最も有名な海外の競馬でもあります。今年の経緯については枠順発表でも紹介しましたが、有力と目されていた馬が次々と離脱。その後追加登録した馬を加えても、例年に比べればややレヴェルの低い凱旋門と言わざるを得ないでしょう。最終的な出走馬は18頭。不良馬場、枠順、レース中の混雑など、結果を左右する要因には事欠きません。
人気は英国のブックメーカーが出すオッズと現地フランスでの馬券売り上げを反映したものでは異同がありますが、現地オッズを優先すれば、7対2の1番人気に支持されたのは日本のオルフェーヴル。これが13回目のチャレンジとなる日本馬への悲願が籠められたオッズでもありました。2番人気(19対5)は直前になって出走に踏み切ったオブライエン厩舎のキャメロット Camelot 。以下仏ダービー馬サオノア Saonois 、愛オークス馬グレート・ヘヴンズ Great Heavens 、シャレータ Shareta と実績馬が続きます。人気通り収まれば納得の凱旋門となったでしょうが、シーズン末期のGⅠ戦には必ずサプライズが付き纏います。

レースの詳細については既に報道されました。後方待機の18番枠オルフェーヴルがスミオンの好騎乗によって外から伸び先頭。3馬身のリードを広げて日本馬初勝利と思われた瞬間、一旦は交わされていた伏兵(41対1、確か12番人気)ソレミア Solemia が最後の底力を振り絞って迫り、ゴール直前でオルフェーヴルを首差捉えて優勝、日本の夢を打ち砕きました。3着は7馬身もの大差が付いて6番人気(13対1)のマスターストローク Masterstroke 。以下4着ハヤ・ランダ Haya Landa (132対1!!)、5着イエロー・アンド・グリーン Yellow And Green (22対1)と未知の馬が続きます。人気馬はキャメロット7着、サオノア15着、グレート・ヘヴンズ6着、シャレータ9着と総崩れ。GⅠ実績のあるメアンドルも12着、セント・ニコラス・アビー11着と目も当てらない結果が待ち受けていました。
勝利を攫ったソレミアは、カルロス・ラッフォン=パリアス厩舎、オリヴィエ・ペリエ騎乗、ウェルザイマー兄弟の持ち馬という、マルセル・ブーサック賞と同じトリオ。三者揃ってのGⅠダブル達成となります。そして終わって見れば6番枠。必ずしも「ラッキー・シックス」と呼べるほど確率が高いわけではありませんが、2005年のハリケーン・ラン Hurricane Run 、2007年ディラン・トーマス Dylan Thomas 、2009年のシー・ザ・スターズ Sea the Stars と最近は優勝馬を多く輩出した枠ではありましょう。大外を引いたオルフェーヴル、やはり枠順に不利があったことは否めないと思います。前回大外で勝ったダラカニ Dalakani は、オルフェーヴルと同じクリストフ・スミオンが騎乗していましたが、この枠で2着は大健闘と讃えるべきでしょう。
更にデータ的なことを続ければ、ペリエ騎手は凱旋門レコードと並ぶ4勝目。1996年エリシオ Helissio 、1997年パントル・セレブル Peintre Celebre 、1998年サガミックス Sagamix の3連覇以来14年振りのこと。これまで4勝したジョッキーは4人、ジャック・ドワイヤスベール、フレディ・ヘッド、イヴ・サン=マルタン、パット・エデリーと並びました。未だ若いペリエのこと、単独5勝に躍り出る日も近いことでしょう。
今回の勝利についてペリエは、“私も日本で長く騎乗して来たので、今回の逆転は日本の皆さんには申し訳ない気持ちで一杯です。しかしこうしたことが起きるのが競馬でもあります” とのコメント。

ソレミアは3歳まではリステッド戦までしか勝鞍は無く、4歳の今年になってサン=クルーのコリダ賞(GⅢ)にシャレータを破って優勝、一旦夏場の休養を取って凱旋門に備え、前走ヴェルメイユ賞ではシャレータの3着に敗れていました。シャレータとの逆転は、やはり馬場と調子にあったと考えるしかないでしょうね。重馬場は何処までも得意な馬なのです。
調教師パリアスは、これが3頭目の凱旋門挑戦。今回が最もチャンスがあると見ていたそうです。師の見解では、今年のメンバーでは牡馬より牝馬が、そして3歳馬より古馬が勝っていると評していた由。ということは古馬牝馬を狙えということになりますが、該当するのはソレミア、シャレータ、ハヤ・ランダの3頭だけ。今頃言われてもウ~ンと唸るばかりでしょうが。
ウェルザイマー兄弟の意向は、ソレミアは今シーズンこれが終戦ではなく、来月初旬のブリーダーズ・カップにも挑戦したいとか。その結果如何ではアジアで走る可能性もあると思います。

長くなりましたが最後に私見。あの展開で勝てなかった日本馬。やはり最後の「底力」が不足するのではないでしょうか。残り100メートルであれだけのリードを奪いながら、オルフェーヴルは明らかにバテて脚があがっていました。これは血統故でも調教故でもなく、日頃走っている競馬場の軽さに問題がありそう。東京競馬場は直線が長く坂もあると言われますが、ヨーロッパのコースト比べれば子供騙しみたいなもの。日本馬凱旋門制覇の鍵は、やはり日本の競馬場のコース改造にあると思慮しますがどうでしょうか。

今年の勝時計は2分37秒68。同じ不良馬場でオルフェーヴルが勝った日本ダービーは2分30秒5でした。因みにフォア賞は2分34秒26で決着。競馬はタイムではない、最後の底力と瞬発力だ、ということを今回の結果が示しているように思います。

さてロンシャンはこれで終わりじゃありません。アラブ馬のレースを挟んで行われたのが、第8レースのフォレ賞 Prix de la Foret (GⅠ、3歳上、1400メートル)。ここも1頭が取り消しての11頭立て。ポルト・マイヨー賞(GⅢ)に勝ってロッシルド賞(GⅠ)でも3着したマシューラ Mashoora が14対5の1番人気に支持されていました。

レーサル・フォース Lethal Force の逃げ、最後方から追い上げたマシューラでしたが、又してもスミオンに利せず5着敗退。優勝は4番手から徐々に進出した2番人気(17対5)のゴードン・ロード・バイロン Gordon Lord Byron 。1馬身半差で10対1のペニテント Penitent が入り、3着は首差で伏兵(24対1)ケンダム Kendam 。
勝ったゴードン・ロード・バイロンは、アイルランドのティッペラリーを本拠とするトム・ホーガン厩舎の所属馬。今回はヨークのハンデ戦で騎乗(1着)したことのあるウイリアム・ビュイックが2度目の騎乗で臨んでいました。前走ヘイドックのスプリント・カップ(GⅠ)で2着して注目された馬で、今回は2着馬共々木曜日に追加登録料(10万ユーロ)を支払って参戦していました。馬も調教師もGⅠは初制覇、ホーガン師は馬主の決断に感謝を惜しみません。また2着陣営も、追加登録の時点でゴードン・ロード・バイロンも同じ道を歩んでいるとは知らず、嬉しい結果が待っていました。勝馬陣営は香港マイルを目指したい由。

最後は伝統の長距離戦カドラン賞 Prix du Cadran (GⅠ、4歳上、4000メートル)。長距離の常連カスバー・ブリス Kasbah Bliss が取り消して10頭立て。何故か、ドンカスター・カップを含めて長距離戦の2着が続いている英国(ジェームス・ファンショウ)厩舎のハイ・ジンクス High Jinx が33対10の1番人気に支持されていました。

レースは2頭出しミケール・デルザングレ厩舎の1頭、ヴァダマール Vadamar が後続を離しての逃げ作戦、ペースメーカーの役割を果たします。これをマークした同厩の伏兵(125対10、7番人気)モーリー・マローン Molly Malone が捉え、本命ハイ・ジンクスに2馬身半差を付けて優勝。ハイ・ジンクスも中団の外から伸びましたが、頭を上げる癖の悪さを見せながらの2着。又しても本命馬2着の結果となっていまいました。3着は半馬身差でゴールド・カップ馬カラー・ヴィジョン Colour Vision (7対2、2番人気)、ドンカスター・カップとグッドウッド・カップを制した長距離2冠馬サドラーズ・ロック Sadler’s Rock (44対5、5番人気)も4着敗退。
デルザングレ師はオペラ賞に続きGⅠダブル達成。こちらは日本にも馴染のウンベルト・リスポリが騎乗していました。

以上が凱旋門フェスティヴァルの全貌ですが、この日はアイルランドのティッペラリー競馬場でも愛シーズン最後から2番目のパターン・レースが行われていました。ラ・フォレ賞を制したホーガン師の本拠地ですね。

コンコルド・ステークス Concorde S (GⅢ、3歳上、7ハロン110ヤード)。こちらも馬場は heavy 、1頭が取り消して6頭立て。

結果を簡単に纏めると、イーヴンの1番人気に支持されたイエロー・ローズバド Yellow Rosebud が人気に応えて優勝。3馬身差2着に2番人気(15対8)のレディー・ウイングショット Lady Wingshot が入り、1馬身差3着も3番人気(8対1)のクールナグリー Coolnagree と至極順当。
勝馬はデルモット・ウェルド厩舎、パット・スマーレン騎乗で、デルモット師はこのレース、一昨年のエミュラス Emulois 、去年のアナム・アルタ Anam Alta に続く3連覇。
2着馬とは前々走のリステッド戦、前走フェアー・ブリッジ・ステークス(GⅢ)と2戦続けて2着に負けていたのですが、今回は三度目の正直での逆転。人気が上回っていたのは、やはり厩舎とレースの相性の良さがあったからでしょう。

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1件の返信

  1. 上野のおぢさん より:

    いいコメントを有難うございます。読んでいてなるほどと、感心させられます。有難うございました。日本人の騒ぎを見るたびに、簡単には勝てないのでは・・・と感じておりました。池江師も自信はあったのでしょう。残念とはいえ、世界の壁は厚かったということでしょう。馬自身にもいい経験になったかもしれません。素人ながらそのように思えます。

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