ラ・カニャーダは波乱
昨日はカリフォルニア、サンタ・アニタ競馬場の一鞍のみ。去年も書きましたが、年末から年始にかけて行われるラ・カニャーダ三冠シリーズは、去年から第2弾のエル・エンシーノが脱落、ブレア→カニャーダの二弾構成に変更されたようです。
ということで、去年から距離も短縮されたラ・カニャーダ・ステークス La Canada S (GⅡ、4歳牝、8.5ハロン)、馬場は fast 、6頭立て。前弾ラ・ブレア・ステークス(GⅠ)からは優勝したブック・レヴュー Book Review が出走してきましたが(2・3着のルネースゴットジップ Reneesgotzip 、マイ・ミス・オーレリア My Miss Aurelia は共に回避)、6対5の1番人気に支持されたのはレディー・オブ・フィフティー Lady of Fifty 。12月8日のバヤコア・ハンデ(GⅡ)に勝った馬で、トライアル云々より距離を考えての人気でしょう。ブック・レヴューは7対5の2番人気で続きます。
レースはサンタ・アニタ・オークス(GⅠ)勝馬ウィラ・ビー・オウサム Willa B Awesome が逃げ、レディー・オブ・フィフティーは後方2番手、ブック・レヴューが最後方で待機します。スタートは後方2番手ながら向正面で2番手に上がった3番人気(5対1)のモア・チョコレート More Chocolate が3角手前でスパートして逃げ馬を捉えると、直線も手応え良く伸び、追い込むブック・レヴューを1馬身4分の3差抑えての逆転劇。更に2馬身4分の1差にウィラ・ビー・オウサムが逃げ残り、本命レディー・オブ・フィフティーは首差4着敗退に終わりました。
ジョン・サドラー厩舎、ギャレット・ゴメス騎乗のモア・チョコレートはデビューから7戦は全て芝コースで2勝、前走年末のロバート・J・フランケル・ステークス(芝GⅢ)でG戦に初挑戦し、早目先頭もカラーバ Qaraaba に差されて3着に終わっていました。今回がダート・コースでの初出走、ステークスも初勝利となります。
ところで20日、2012年度アメリカ競馬界の各部門のチャンピオンが発表されました。年度代表馬にワイズ・ダン Wise Dan が選ばれたことは日本でも報道されていましたが、他の顕彰関係は一々記すよりも下記ブラッドホース電子版の記事をご覧ください↓
http://www.bloodhorse.com/horse-racing/articles/75720/eclipse-award-overview-winners-votes
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