今年最後のG戦

12月29日の日曜日、アメリカ競馬今年最後のG戦が行われました。去年と同じサンタ・アニタ競馬場のロバート・J・フランケル・ステークス Robert J. Frankel S (芝GⅢ、3歳上牝、9ハロン)。
1970年代のカレンダーを見返してみると、当時12月のG戦はアケダクト競馬場の数レースのみで、サンタ・アニタは年が明けてからG路線がスタートしていました。現在はアケダクトでも開催はあるもののG戦は無く、サンタ・アニタが前年末からG路線をスタートさせています。時代の変遷を感じさせる後継ではあります。

今年最後のG戦は9頭立て。トム・プロクター厩舎、グレン・ヒル・ファームの持ち馬2頭が人気を集め、アイルランド産で前走芝のアローワンス戦で3着していたガルサリー Gulsary が2対1の1番人気。
レースは大外9番枠発走の同じくアイルランと産馬アピーリング Appealing が逃げ、ガルサリーは後方2番手の待機策。期待通り差し馬有利の流れになりましたが、最も瞬発力が切れたのは、同じプロクター厩舎の3番人気(4対1)カスタマー・ベース Customer Base の方。先に抜け出したストーミー・ルーシー Stormy Lucy との一騎打ちとなり、ゴール寸前でハナ差捉えていました。2馬身4分の1差3着にガルサリーが迫りましたが、前2頭に及ばず3着まで。プロクター/グレン・ヒルのペアは1着・3着と満足のいく結果でしょう。
5走前に同馬に騎乗して一般ステークスを勝ったマイク・スミスが再騎乗したカスタマー・ベースは、前走ゴールディコヴァ・ステークス(芝GⅡ)で追い込むも3着に終わっていた馬。サンタ・アニタの芝コースではここまで3戦して2着2回3着1回と今一つ勝ち切れなかったもの。4度目の正直でG戦初勝利を手にしました。

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