ゲーム・オン・デュード復権
昨日はハリウッド・パーク競馬場で一鞍、ネイティヴ・ダイヴァー・ステークス Native Diver S (GⅢ、3歳上、9ハロン)が行われました。去年は総額10万ドルのGⅢ戦でしたが、今年(第34回)はGⅢながら賞金は一気に25万ドルに増額、将来のG格上げを意識した措置でしょうか。
前夜の雨でオール・ウェザー・コースは水分を多分に含んでいましたが、馬場の発表は fast 、5頭が出走してきました。5頭立てといいながらBCクラシック出走組から3頭、GⅠ馬も2頭、加えて去年の勝馬も参戦して中々の好メンバーが揃っています。その中で1対5の断然1番人気に支持されたのは、前走BCクラシックでは7着に凡走したゲーム・オン・デュード Game On Dude 。本命で臨んだBCでは本来の先行策が採れず不本意な競馬、捲土重来を期しての出走です。
スタートこそBC6着の3歳馬ノニオス Nonios (5対1、2番人気)の後塵を拝しましたが、クラブハウス・ターンで内枠(1番枠スタート)を利して先頭を奪うと、後は本来の先行策での逃げ切り勝ち。直線で一旦はノニオスに並ばれる場面もありましたが、二の脚を使って引き離し、2着ノニオスに1馬身4分の1差を付けていました。4馬身4分の1差3着には前年の覇者ケトル・コーン Kettle Corn (9対1、3番人気)が入り、BCクラシックでは最先着のGⅠ馬リチャーズ・キッド Richard’s Kid は3着から10馬身も離された4着に敗退。
ボブ・バファート厩舎、名手マイク・スミス騎乗のゲーム・オン・デュードは、今期ハリウッドではカリフォルニアン・ステークス(GⅡ)、ハリウッド・ゴールド・カップ(GⅠ)に続きグレード戦3勝目。サンタ・アニタでのサン・アントニオ・ステークス(GⅡ、2月)、オウサム・アゲン・ステークス(GⅠ、9月)を加えて今シーズンはG戦5勝目となります。通算では22戦10勝の5歳せん馬、GⅠは前年のサンタ・アニタ・ハンデ、グッドウッド・ステークス(今年オウサム・アゲンに改名)を加えて4勝。
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