フィップス・ステーブルに朗報
昨日の日曜日、アメリカのG戦はモンマス・パーク競馬場のモンマス・ステークス Monmouth S (芝GⅡ、3歳上、9ハロン)一鞍だけ。この日のモンマスはアイリッシュ・フェスティヴァルということで、それに因んだ様々な催しが行われたようですが、ここでは競馬のレポートだけです。
good の芝コース、ダート要員の1頭の他にも1頭が取り消して8頭立て。取り消し2頭のお蔭で結果的に最内枠を引いたボアステラス Boisterous が4対5の1番人気。
最低人気(49対1)の伏兵トゥー・ノッチ・ロード Two Notch Road の逃げを4番手で追走したボアステラス、ジョン・ヴェラスケスの巧みなコーナー・ワークで2番手で直線に入ると、後方から追い上げる2番人気(5対2)ビッグ・ブルー・キッテン Big Blue Kitten に1馬身4分の1差を付けて見事期待に応えました。首差でトゥー・ノッチ・ロードが逃げ残り3着。
勝馬を調教するクロード・マゴーヒー師、オーナーのフィップス・ステーブル陣営は、前日のベルモント・ステークスを本命オーブ Orb で落とし、その前に行われたマンハッタン・ハンデを制したポイント・オブ・エントリー Point of Entry もレース後に骨折が判明するという不運続き。そうした暗雲を一掃するようなボアステラスの快挙でした。
今年6歳の同馬は、4歳時と5歳時にニッカーボッカー・ハンデ(GⅢ)とレッド・スミス・ハンデ(GⅡ)を何れも2連覇、フォート・マーシー・ステークス(GⅢ)を含めて6つ目のG戦勝利となります。残るはGⅠ制覇、もちろん陣営はそれを目指しているでしょう。
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