プロムス2013開幕!
首題に入る前に…。
今日は大変忙しい一日で、日記を2本アップしたあとプロムス・ファースト・ナイトの放送を視聴。終わって直ぐにサントリーホールに出掛け、日フィル定期の二日目を聴いてきました。
前日の約束もあって、汗を拭き拭き赤坂へ。
初めての作品はリピート・ヒヤリングが大切だ、というこを身に染みて感じました。初日を聴いた三枝作品、再度聴いてみて感想は「うーん」から「良かった」に変わりましたね。私のような鈍感な人間には一度だけの体験では見逃して、いや聴き逃してしまうことが多過ぎるのです。
軽々に感想を書くものではないと反省頻り。特に楽譜を見ずに聴いた場合は注意が肝心で、私の場合は耳だけの情報では危険。やはり目からの情報も含めて考えたいものです。
ということで今年もプロムスが開幕しました。去年に続いてネット中継を楽しみましょう。生中継から1週間限定でいつでも再視聴可能。もちろん全部を聴けるわけではありませんが、スコアが手元にあるものは目からの情報も頼りにして手短に演奏曲目の記録を残しておきましょう。
≪Proms 1≫
①ジュリアン・アンダーソン/ハーモニー(BBC委嘱作、世界初演)
②ブリテン/歌劇「ピーター・グライムズ」~4つの海の間奏曲
③ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲
④ルトスワフスキ/パガニーニの主題による変奏曲
~休憩~
⑤ヴォーン=ウィリアムス/海の交響曲
BBC交響楽団
指揮/サカリ・オラモ
スティーヴン・ハフ(ピアノ)
サリー・マシューズ(ソプラノ)、ロデリック・ウイリアムズ(バリトン)
BBC シンフォニー・コーラス、BBCプロムス・ユース合唱団
開幕は今年も英国作品が中心。加えてアニヴァーサリーを迎えるブリテンとルトスワフスキが選ばれました。BBC響の新音楽監督のオラモ指揮。
①は恒例の開幕委嘱作。今年のプロムスは13作品が新作委嘱されているようですね。
アンダーソンは1967年ロンドン生まれ。もちろんスコアはありませんが、アンダーソンはフェイバーから出版されています。
http://www.fabermusic.com/Composers-Details.aspx?ComposerId=13
新作は合唱が加わる作品で、オケよりも合唱団が活躍する短いコンサート・オープナー。
②と⑤は海をテーマにした英国作品。特に⑤は管弦楽を含めて500人の大編成で演奏されました。
③と④はお馴染みパガニーニの主題を基にした作品で、共にピアノとの協奏作品。
コンサートマスターがチューニング開始のためにピアノの「a」を打鍵すると、客席から拍手が起きる。続いてオーボエが基音を鳴らすと観客からは「ブー」。
もちろん冗談ですが、何でも楽しみに変えてしまうロンドンのクラシック・ファンって・・・。
残念ながら④は手元にスコアなし。今年は作曲者のアニヴァーサリーでもあるし、チェスターから取り寄せる候補に挙げておきましょうか。実にカッコいい8分ほどの作品。
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