ヴィーナスの次はヘミングウェイ

昨日はアイルランドのレパーズタウン競馬場、イヴニング開催でG戦が一鞍行われました。

good to firm 、所により firm の馬場に僅か4頭が参戦したバリーローン・ステークス Ballyroan S (GⅢ、3歳上、1マイル4ハロン)。4頭立てながら3頭にはチャンスありと見られる中、前走カラー・カップ(GⅢ)を人気薄(12対1)で勝ったアーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway が、今回は11対8の1番人気に支持されていました。
愛オークス4着馬で、前走メルド・ステークス(GⅢ)を勝った3歳牝馬シンティルラ Scintillula が2対で2番人気。前年の愛セントレジャー覇者で、前々走カラー・カップではアーネスト・ヘミングウェイに5馬身離された2着だったものの、前走のリステッド戦に勝って雪辱を期す7歳馬ロイヤル・ダイヤモンド Royal Diamond が9対4の3番人気と、人気の上では3頭の全てに可能性ありと見做されています。

先手を取ったのは、カーモディー厩舎からカラー・カップの前にジョニー・ムルタの基に転厩し、ムルタ自身が騎乗するロイヤル・ダイヤモンド。シンティルラは2番手を追走し、アーネスト・ヘミングウェイは最後方で機会を待ちます。
残り1ハロン、未だ先頭に立っていたロイヤル・ダイヤモンドの逃げ切り勝ちかと思われましたが、ここからアーネスト・ヘミングウェイが脚を伸ばし、最後は半馬身差し切って人気に応えました。更に半馬身差でシンティルラが3着に入り、人気通りの接戦です。

エイダン・オブライエン厩舎、ジョセフ・オブライエン騎乗のアーネスト・ヘミングウェイは、未だ成長途上の4歳馬。前走からは2ハロン短い距離に戻っての勝利でしたが、目標は愛セントレジャーになる予定。もちろんロイヤル・ダイヤモンドも連覇を狙って来るでしょうから、それが3度目の対決の舞台になることは間違いないでしょう。

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