オブライエン父子のハットトリック

9月の最終日曜日、アイルランドのカラー競馬場で2歳馬のG戦が2鞍行われました。好天が続いているようで、馬場は散水を施しての good to firm 。

先に行われたのは牝馬によるパーク・ステークス Park S (GⅢ、2歳牝、7ハロン)。1頭が取り消して6頭立て。ボルジャー厩舎、未勝利ながらデビュー戦2着の内容がG戦クラスと評価されたステラ―・グロウ Stellar Glow が10対11の1番人気。

レースは人気の無い2頭、20対1クィーン・アン Queen Anne と、オブライエン厩舎のペースメーカー役アスク・ミー・ナイスリー Ask Me Nicely の逃げ争いで始まり、ステラ―・グロウは3番手追走。しかし本命馬は追っても伸びず、前半は最後方に控えていた2番人気(9対4)のクオリファイ Qualify が外から一気に脚を伸ばすと、3番人気(11対2)ローラ・ボー Lola Beaux に3馬身差を付ける圧勝。短頭差でステラ―・グロウは3着に終わりました。
エイダン・オブライエン厩舎、ジョセフ・オブライエン騎乗のクオリファイは、3戦目にダンダルク競馬場で初勝利。続いてデビュタント・ステークス(GⅡ)が5着、モイグレア・スタッド・ステークス(GⅠ)も6着ながらG戦に続けてチャレンジしてきた馬。今期最終戦としてフィリーズ・マイル(GⅠ)に遠征する予定です。

もう一鞍は牡馬によるベレスフォード・ステークス Beresford S (GⅡ、2歳、1マイル)。2頭が取り消して6頭立て。同じカラー、同じ1マイルのデビュー戦に快勝した噂の高馬(当歳で285万ユーロ)オル・マン・リヴァー Ol’ Man River が1対2の圧倒的1番人気。

2番人気(5対2)トゥームレイン Tombelaine の逃げを4番手でマークしたオル・マン・リヴァー、残り1ハロンで馬なりのまま馬場の中央を通って抜け出すと、5番手から追い込む4番人気(20対1)クロナード・ストリート Clonard Street に2馬身4分の3差を付ける横綱相撲。更に4分の3差で5番人気(25対1)のバトル・オブ・マラソン Battle of Marathon が3着に入りました。
こちらもエイダン・オブライエン厩舎、ジョセフ・オブライエン騎手の父子コンビ。何とエイダン・オブライエンはこのレース14勝目で、名伯楽として知られたヴィンセント・オブライエン(エイダンと血縁関係はありません)の記録と並びました。勝馬は父が仏愛ダービーに加えてキング・ジョージと凱旋門賞を制したモンジュー Montjeu 、母も英愛1000ギニー馬フィンシール・べオ Finsceal Beo とあって、値段が張るのは当然の血統。この勝利でダービーのオッズは10対1に上がり、同じオブライエン師のジョン・エフ・ケネディー John F Kennedy の7対1に続く2番人気に付けています。

なお、この日エイダン/ジョセフのオブライエン父子は、リステッド戦のブレニム・ステークス(5ハロン)をザ・グレイト・ウォー The Great War でも圧勝し、ハットトリックを完成させました。こちらは来週のアベイ・ド・ロンシャン賞に出走する可能性が高いのだそうです。

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です