狙いは凱旋門賞

昨日の金曜日、フランスのサン=クルー競馬場でコリダ賞 Prix Corrida (GⅡ、4歳上牝、2100メートル)が行われました。good to soft の馬場に1頭が取り消して12頭立て。
去年のこのレース2着のあと長期休養に入り、今期ロンシャンの条件戦に勝って復活してきたフェイト Fate が11対5の1番人気。

しかし結果は大荒れ。ドイツから遠征してきたニンフェア Nymphea が逃げ、フェイトは最後方に待機。直線、伸びてきたのは本命馬ではなく、中団を進んだ5番人気(104対10)のシルジャンズ・サガ Siljan’s Saga で、やはり後方から追い込む最低人気(43対1)のヴァリー・ジェム Vally Gem に2馬身半差を付ける完勝です。
3着は大接戦で、結局は写真判定の結果、逃げたニンフェアと4番人気(78対10)のダクシャ Daksha が同着。人気上位3頭は掲示板に載れず、フェイトは最下位12着に終わってしまいました。

勝ったシルジャンズ・サガは、2012年の仏ダービーをサオノア Saonois で制したジャン=ピエール・ゴーヴァン師の管理馬する4歳馬で、ピエール=シャルル・ブードー騎乗。前走アレ・フランス賞(GⅢ)で3着に追い込んで注目され、ゴーヴァン師の狙いはサオノアで果たせなかった凱旋門賞制覇。
秋を目標に仕上げ、ヴィシー大賞典から本番を目指すとのこと。GⅡ勝ちしたばかりの牝馬ですが、凱旋門賞で一発がありそうな怖い存在ではありましょう。

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