2014ダービーの枠順

この土曜日に行われるプレミエ・クラシック、ザ・ダービーの枠順も昨夜発表になりました。最終登録からリングフィールドのトライアルに勝ったスノー・スカイ Snow Sky が取り消して、16頭が出走してきます。

01 トゥルー・ストーリー True Story
02 キングストン・ヒル Kingston Hill
03 アロッド Arod
04 ピンゾロ Pinzolo
05 インパルシヴ・モーメント Impulsive Moment
06 エバノラン Ebanoran
07 ジェフリー・チョーサー Geoffrey Chaucer
08 レッド・ガリレオ Red Galileo
09 サドン・ワンダー Sudden Wonder
10 アワ・チャンネル Our Channel
11 ロムスダル Romsdal
12 オーストラリア Australia
13 ウエスタン・ヒム Western Hymn
14 オーケストラ Orchestra
15 ファシネイティング・ロック Fascinating Rock
16 キングフィッシャー Kingfisher
 
フランスからの挑戦は無い代わり、例によってアイルランドが強力なメンバーを送り込んできました。もちろん主役は4頭出しで臨むエイダン・オブライエン厩舎です。
中でも2000ギニーで3着に追い込んだオーストラリアが中心。ジョセフも躊躇わずにこの馬を選択していますし、何よりも父はダービー馬ガリレオ Galileo 、母もオークス馬ウイジャ・ボード Ouija Board という血統はダービーのために産まれてきたようなもの。1番人気になることは間違いないでしょう。
オブライエン軍団ではライアン・ムーアが乗るジェフリー・チョーサーが2番手か。レパーズタウンのトライアルではエバノラン(1着入線も2着降着)とファシネイティング・ロック(繰上り1着)の3着に敗れましたが、休養明けを叩かれた変わり身と、何よりムーア人気があります。ムーアは今期愛1000ギニーと仏ダービーを制しており、3つ目のクラシック制覇に期待がかかります。オブライエン組は他に、ディー・ステークス勝馬キングフィッシャーがオダナヒュー、チェスター・ヴァーズに勝ったオーケストラはヘファーナンで挑みます。どちらも単なるペースメーカーじゃなさそう。

アイルランドのオックス厩舎がダービーに遠征してくるときは必ず結果が付いてきます。今年のエバノランは、上記レパーズタウンでは頭差競り勝ちながら降着したもの。オックス師は勝てる器と認めているものと思われます。もちろん繰り上がったウェルド厩舎のファシネイティング・ロックも勝機十分、今期3連勝中と絶好調です。

休養明け2戦目ということでは、ロジャー・ヴァリアン厩舎のキングストン・ヒルからも目が離せません。今期初戦の2000ギニーは8着でしたが、去年はレーシング・ポスト・トロフィーを含めて無傷の3連勝だった馬。実力ではオーストラリアに次ぐ存在でしょう。
仏ダービーをザ・グレイ・ギャッツビーが制したことで、ダンテ・ステークスの評価が見直されています。1番人気で敗れたゴドルフィンのトゥルー・ストーリー、2着のアロッドにも逆転の可能性がありそうですね。
更にはサンダウンのクラシック・トライアルを3戦無敗で制したウエスタン・ヒム、チェスター・ヴァーズではオーケストラと差の無い2着だったロムスダルなど逆転を狙う馬も多士済済。

日本ダービーと違って各馬の力関係が未知なだけに、難解なダービーであることは間違いなさそうです。

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください