中3日のG戦
7月に入って最初のヨーロッパG戦は、アイルランドのフェアリーハウス競馬場で行われたブラウンスタウン・ステークス Brownstown S (GⅢ、3歳上牝、7ハロン)でした。
good to firm の発表でしたが、連日の散水でやっとここまで柔らかく出来たコース。8頭が出走し、1番人気は3対1で2頭が並びました。何れも4歳馬で、前走レパーズタウンでバリーオーガン・ステークス(GⅢ)に勝ったマジェスティック・クィーン Majestic Queen と、前走カラーのハンデ戦(7ハロン)で2着に好走したトゥーバン Tobann 。前者は既にGⅢに勝っているため3ポンドのペナルティーを背負います。
レースはフィムジカル Whimsical が逃げましたが、5番手を進んだトゥーバンが抜け、2番手を粘るマジェスティック・クィーンに1馬身半差を付ける快勝。人気を分けた2頭の1・2着で順当に収まりました。4分の3馬身差で最低人気(66対1)のカリファンテ Califante が3着に食い込んだのが唯一の波乱。
ジム・ボルジャー厩舎、ケヴィン・マニング騎乗のトゥーバンは、先週土曜日(6月28日)にハンデ戦を使ったばかり。僅か3日間の間隔でG戦に挑戦し、この作戦がまんまと図に当たったことになります。前走の後も飼い食いが良く、体重も増えていたそうな。3歳時にリステッド戦(ナースの7ハロン)で2着したことはありますが、G戦はこれまで4度挑戦するも入着は果たせず、5度目の正直で念願を果たしたことになります。
ボルジャー師はこの日来場していませんでしたが、トゥーバンは師の秘蔵っ子だったテオフィロ Teofilo の娘。良馬場の7ハロンが最も得意とする条件でしょう。この条件でのG戦2勝目を目指します。
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