雨のサンダウン

今日はサンダウン競馬場でエクリプス・ステークスが行われます。ダービーを終えた3歳馬と古馬との実質的に最初の対決の場。今年の3歳馬のレヴェルを実証する大切なレースです。
距離も10ハロン、約2000メートルです。マイラーには距離がやや長く、ミドルディスタンス・ホースにはやや短い。条件的にもマイラー対中・長距離馬の対決にはもってこいなのです。

今年は目玉がありました、と過去形にしてしまうのはまだ早いのですが・・・。
ダービー馬オーソライズと去年のイギリス年度代表馬でありベスト・マイラーだつたジョージ・ワシントンの対決。オーソライズドにやや有利か、というのが大方の見方。

ところがサンダウンはこの所雨続きで、馬場が極端に重くなる予想なのですね。ジョージ・ワシントンのオブライエン調教師は馬場が回復しなければジョージ・ワシントンを出走させない、と公表しました。マイラーにとって距離が長くなるばかりか、重馬場では不利、という判断。
それでも最終的に発表された出馬表にはまだ名前が載っていますし、オッズも5対1で売られている様子ですね。
騎手も予想されたキネーンが馬主の関係か、同厩のアドミラルオブザフリートに乗ることになり、ジョージ・ワシントンには先週アイルランド・ダービーに勝ったへファーナンが予約されています。これも馬券を買う人には不利な条件でしょうか。

ということで、オーソライズド一本被りのエクリプスになりそう。
オブライエン厩舎は4頭出しで臨みます。上記2頭の他にはアーキペンコとイエローストーン。
オーソライズドはペースが極端に遅くならないよう、他厩のシャンペリーを追加登録料を支払ってまで出走させてきました。もちろん関係者の了解を取った上での作戦。用意万端怠り無し、といったところ。

他には5歳馬のカンディデート Kandidate とナットナウカト Notnowcato が出てきます。どちらもそう上がり目を期待出来る馬ではないでしょう。
出走馬は以上の8頭。ジョージ・ワシントンが取り消せば、レースとしてもあまり妙味の無いものになってしまいますね。
雨のサンダウンで笑うのは?

 

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