今日もハッガス

昨日の日曜日、ヨーロッパ競馬ではドイツ・ダービーを圧勝(11馬身差)したシー・ザ・ムーン Sea the Moon の話題で持ちきりですが、当ブログの競馬日記ではドイツはカテゴリー外。何れ触れる機会もあるでしょうから、今回はフランスのG戦レポートだけにします。

メゾン=ラフィット競馬場で行われたメッシドール賞 Prix Messidor (GⅢ、3歳上、1600メートル)、去年は仏ダービー馬インテロ Intello がここに回ってきて驚かせましたが(もちろん勝ちましたね)、今年はそんなサプライズはありませんでした。
雨が降り続いていたようで、馬場の公式発表は good to soft ながら、実際にはもっと重い状態だったそうです。出走馬は当初から5頭と寂しいもの。パターン・レースの勝馬は無く、どの馬が勝ってもG戦初勝利というメンバーで、1頭の5歳馬と4頭の4歳馬と言う構成。3歳の出走はありませんでした。

そんな中でイーヴンの1番人気に支持されたのは、前走エプサムのダービー開催で行われたダイオメド・ステークス(GⅢ)で2着したグラフィック Graphic 、唯1頭の5歳馬です。
そのグラフィック、重の先行馬という特質を活かして逃げ切り、期待に応えました。追走の4頭から抜けたのは、これもG戦での入着実績がある2番人気(39対10)のピロート Polote で、勝馬とは1馬身半差。更に1馬身4分の1差3着には、最も人気の無い(104対10)ライン・ドラマー Line Drummer が入っています。勝時計は去年のインテロより4秒も遅いもの。

グラフィックを管理するのは、前日サンダウンのエクリプス・ステークスを伏兵ムカードラム Mukhadram で制したウイリアム・ハッガス師。2日続けてのG戦勝利で、手綱を任されたのは、ランフランコ・デットーリでした。
グラフィックは今年初戦のドンカスター・マイル(リステッド戦)に勝ち、アスコットのリステッド戦2着を経てダイオメドに挑戦。今回のG戦初勝利は、通算で8勝目となります。

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