いざアメリカへ

今週は小出しにG戦が行われていますが、昨日はアイルランドのレパーズタウン競馬場でバリーローン・ステークス Ballyroan S (GⅢ、3歳上、1マイル4ハロン)が行われています。soft の馬場に5頭立て。オブライエン父子のアイ・オブ・ザ・ストーム Eye of The Storm が7対4の1番人気。
レースは4番人気(7対1)でただ1頭の牝馬ローエリン Roheryn が先手を取りましたが、スタートで最後方に下がったアイ・オブ・ザ・ストームが直ぐに並び掛け、最後は2頭の競り合いを半馬身制して期待に応えました。2馬身差の3着には後方グループから2番人気(2対1)のストリートカー・トゥー・スターズ Streetcar to Stars が続いています。

エイダン・オブライエン師はこのレース、去年に続き連覇で3勝目。騎乗したジョセフ・オブライエンも去年のアーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway と2連覇になります。アイ・オブ・ザ・ストームは、生まれた時から左目が無いというハンデを背負った馬。2歳時にはオータム・ステークス(GⅢ)で3着、3歳時にはリステッド戦に2勝した他にサンダウンのクラシック・トライアル(GⅢ)2着、シーズン終戦のブリティッシュ・チャンピオン・ロング・ディスタンス・ステークス(GⅢ)は3着でした。
4歳の今期はロイヤル・アスコットのハードウィック・ステークス(GⅡ)に出走して10頭立て9着でしたが、これを挟んでレパーズタウンのリステッド戦が共に2着。今期初勝利で、G戦も初制覇となります。
オブライエン厩舎は今月末にアメリカのアーリントン競馬場で行われる国際週間に有力馬を送り込む計画で、アイ・オブ・ザ・ストームはアメリカン・セントレジャーに挑戦する予定の由。

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