英国青年オケの近現代音楽

日曜日は引き続き7時45分からプロムス「33」が行われました。こちらはプロではなく、将来は何処かのオケで弾く卵たちのコンサート。エド・ガードナーの指導です。

8月10日 ≪Prom 33≫
ストラヴィンスキー/ペトルーシュカ(1911年版)
プロコフィエフ/ピアノ協奏曲第1番
     ~休憩~
バートウィッスル/Sonance Severence 2000
ルトスワフスキ/管弦楽のための協奏曲
 英国ナショナル・ユース管弦楽団 National Youth Orchestra of Great Britain
 指揮/エドワード・ガードナー Edward Gardner
 ピアノ/ルイ・シュヴィッツゲーベル Louis Schwizgebel

果敢にも近代・現代の作品に挑戦した意気込みを楽しむ回です。技量をプロと比べちゃいけません。
最初のペトルーシュカはオリジナルの1911年版。これを聴いていて、やはりペトルーシュカはオリジナル版で聴かなきゃ、と思いましたね。どちらかと言えばぎこちなさが却って作品にプラスしている感じ。

2曲目はプロコフィエフの学生時代の作品。ソリストは今回がプロムス・デビューだそうです。こういう場合にはもちろんアンコールがあって、シューベルトのセレナード。リストがピアノ用にアレンジしたもので。
シューベルトが世に知られるようになったのは、リストが多くの歌曲をピアノにアレンジして広めたから。そのことを忘れちゃいけませんね。

後半の最初は、今年80歳になったバートウィッスルを祝すシリーズの1曲。作品のタイトルから連想されるように、クリーヴランド管のために書かれた作品(セヴェランスとは、クリーヴランド管が本拠にしているホールの名前)。ドホナーニによって初演され、ブージーからスコアも市販されています。たった4分、あっという間に終わってしまいます。

最後は去年が生誕100年だったルトスワフスキの最も有名な作品。以上4曲、2週間の綿密なリハーサルを経てこの日を迎えました。

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