英国から来た7ハロンのスペシャリスト

昨日の9月8日、ペンシルベニア州プレスク・アイル競馬場で短距離のG戦が一鞍行われました。この競馬場で行われる唯一のG戦ですね。

プレスク・アイル・ダウンズ・マスターズ・ステークス Presque Isle Downs Masters S (GⅡ、3歳上牝、6.5ハロン)はオール・ウェザー・コースで行われる短距離戦。2頭が取り消して10頭立てで行われました。ローカルな競馬のため最終オッズは不明です。
レースは90対1の伏兵シグニフィカント・ブリング Significant Bling が飛ばし、5番手に付けていた5対2(1番人気でしょうか)のリヴィング・ザ・ライフ Living the Life がやや仕掛けを遅らせ、第4コーナーでは外に膨れる相手を尻目に内から3頭目を巧みに衝くと、同じく5対2のディスコ・バービー Disco Barbie の追撃を半馬身抑えて優勝。1馬身差で2番手を追走した5対1のエイジレス Ageless が3着に入りました。
ゲーリー・マンデラ厩舎、名手マイク・スミスが騎乗したリヴィング・ザ・ライフは、今年4月の前々走まで英国で走っていた馬。彼の地では5勝を挙げましたが、全て7ハロンでのもの。しかも4勝はリングフィールド、ウルヴァーハンプトン、ケンプトンのオール・ウェザー・コースでのもので、タペタの7ハロンのスペシャリストと言える存在です。前走8月のサラトガでアメリカ・デビュー、6ハロンのアローワンス戦に勝って今回がステークス初挑戦。見事に2連勝でG戦タイトルを手にした4歳馬。血統は父フットステップスインザサンド Footstepsinthesand 、母の父もマキャヴェリアン Machiavellian と、純粋にヨーロッパ血統と言えるでしょう。

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください