シャンティーの2歳戦も牝馬

前日のサン=クルーに続き、金曜日もフランスのシャンティー競馬場で2歳G戦が行われました。こちらも soft の馬場で行われたエクリプス賞 Prix Eclipse (GⅢ、2歳、1200メートル)。
短距離戦ということで近年はクラシックとは縁が無いレースですが、かつてはノーザン・テースト Northern Taste やパ・ド・スール Pas de Seul 、クリスタル・グリッタース Crystal Glitters などの活躍馬が最初のステップを踏んだ伝統ある2歳戦でもあります。

今年は9頭立て、牡牝混合戦で、牡馬3頭に対し牝馬6頭というメンバー構成。前走メゾン=ラフィットのリステッド戦を含め3連勝中の牡馬ロイヤル・スプリング Royal Spring が21対10の1番人気に支持されていました。
レースは3番人気(49対10)の牝馬ラ・ベルマ La Berma が逃げ、これを2番手で追走した2番人気(5対2)のスーヴェニア・デロンドル Souvenir Delondres が残り1ハロンでこれを捉えると、最後は半馬身差を付けて優勝。人気のロイヤル・スプリングは後方外からの追い込みに掛けましたが、前の2頭には及ばず2馬身半差の3着に終わりました。牝馬のワン・ツー・フィニッシュ。

ジョナサン・ピアース厩舎、マクシム・グィヨン騎乗のスーヴェニア・デロンドル(ロンドンの思い出、の意味)は3戦目にドーヴィルのリステッド戦で初勝利、前走ダレンベルク賞(GⅢ)ではハイ・セレブリティー High Celebrity の3着していた馬。G戦経験ではこちらが上でした。
ピアース師と言えば、今年の仏2000ギニーをカラコンティー Karakontie で制した方で、同馬は京都のマイルチャンピオンシップへの登録があり、来日する可能性もありますネ。

 

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