不在中の欧州競馬(1)

暫くブログの更新を休んでいましたが、今日から再開します。

実は久しぶりの夏休みということで、猛暑を避けてロンドンに行ってきました。英都日記はまた改めて綴るとして、不在だった期間の競馬日記を遅れ馳せながら纏めておきましょう。

先ずは8月11日にイギリスとアイルランドで行われたGⅢ2鞍。12日の朝には結果を入手していましたが、朝から成田に向かう日程だったためパソコンに向かう時間がなかったもの。小生はPCを持ち歩いて海外からバック・アップ、などという熱心なブロガーじゃありませんからネ。

木曜日のイギリスはソールズベリー競馬場。実は、今回の英国行は南部が中心でソーリズベリー Salisbury の近くも通ったのですが、競馬とはほとんど無縁の旅でした。

ソヴリン・ステークス Sovereign S (GⅢ、3歳上、1マイル)は1頭取り消しがあり11頭立て。馬場は good to soft で、レヴェルの高い3歳勢は1頭も出てきませんでした。
ここは、2対1の1番人気に支持された4歳せん馬サイド・グランス Side Glance が期待に応えています。逃げるザ・レクティファー The Rectifer を2番手でマーク、ゴール直前で抜け出し、後方から追い込むダンス・アンド・ダンス Dance And Dance を首差抑えての優勝です。1馬身差で逃げ粘ったザ・レクティファーが3着。

アンドリュー・ボールディング厩舎、ジミー・フォーチュンが騎乗したサイド・グランスは、今シーズンはリステッド戦に2勝、前走サマー・マイル(GⅢ)ではディック・ターピン Dick Turpin の3着していた馬。今回がパターン・レース初勝利で、順当にハンデ・クラスを卒業しました。
ボールディング師は、9月にはカナダに遠征し、最終的には10月15日に行われるクィーン・エリザベスⅡ世ステークスでフランケル Frankel と手合せすると強気な構えを見せています。

11日のもう一鞍は、アイルランドのレパーズタウン競馬場で行われたデスモンド・ステークス Desmond S (GⅢ、3歳上、1マイル)。こちらの馬場は good 、所により good to soft という発表で、6頭が出走してきました。

こちらには3歳牝馬が2頭登場し、人気もその2頭が上位。イーヴンの1番人気にはアサシ・ステークスの勝馬で愛1000ギニーにも挑戦(15頭立て10着)したエミーナ Emiyna 、2番人気(3対1)も同じ3歳のフューチャー・ジェネレーション Future Generation が挙げられていました。
結果は人気こそ入れ替わったものの、フューチャー・ジェネレーションの逃げ切り勝ち。3番手から追い込んだエミーナが4分の3馬身差2着で、3歳馬のワン・ツー・フィニッシュ。古馬勢で最先着したモーラン・グラ Moran Gra が1馬身4分の3馬身差で3着という着順でした。

フューチャー・ジェネレーションはゲール・ライオンス師の管理馬で、キーガン・レイサム騎乗。今シーズンは既にハンデ戦で2勝、前走ミンストレルズ・ステークス(GⅢ)で2着し、パターン・レース優勝を目前にしていました。
2着馬共々牝馬で、日本でも通用する夏女の強さを証明したと言えるでしょうか。

最初は遅れた分を取り戻す積りで書き始めましたが、どうも時差ボケが始まったようです。この項はここで一旦切り、木曜日のドーヴィル、金曜日のニューバリーはタイトルを改めることにしましょう。

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