ハリウッド・パークの春/夏開催が閉幕

4月から開催されてきたハリウッド・パークの春/夏開催が、昨日フィナーレを迎えました。

千穐楽に組まれているG戦は一鞍、サンセット・ハンデキャップ Sunset H (芝GⅢ、3歳上、12ハロン)です。芝コースの馬場状態は firm 、当初から出走登録は5頭と少なかったのですが、ここから1頭が取り消して4頭立ての競馬になってしまいました。
2対5の断然1番人気に支持されたダーマー Dhaamer はアイルランド産、英国から転厩してきた馬で、3戦目となる前走で米国初勝利を記録した馬。ここでグレード・レース初制覇を目指します。これに対し既にG戦に2勝、去年のサン・ルイス・レイ・ステークス(GⅢ)とサン・ファン・カピストラーノ・ステークス(芝GⅡ)を制しているジュニパー・パス Juniper Pass は5対2の2番人気。アルゼンチン産馬ロンプ Romp が7対1の3番人気、牝馬でクールモアの所有馬クウェイントリー Quaintly は8対1で4番人気。このクウェイントリーに福永祐一が騎乗するのが話題でしょう。
レースはそのクウェイントリーが逃げ、ジュニパー・パス、ロンプと続き、本命ダーマーは最後方。淡々と進みましたが、ダーマーが最終コーナー手前で一気にスパートし、ロンプに3馬身4分の1差を付けて期待に応えました。4馬身半差が付いて、3着に逃げたクウェイントリー、更に1馬身4分の1差でジュニパー・パスが最後で入線。
アメリカでダーマーが所属するのはマイク・ミッチェル厩舎、ミッチェル師にとっては2004年のスター・オーヴァー・ザ・ベイ Star Over the Bay に続く二度目のサンセット制覇となります。騎乗したジュリアン・ルパルーは同馬に初騎乗。ダーマーは英国ではジョン・ゴスデン厩舎に所属、10ハロンを中心にハンデ戦に勝った馬ですが、昨シーズン終了時に3万ギニーで取引され、アメリカに移籍したもの。サンタ・アニタの冬/春開催の千穐楽でもサン・ファン・カピストラーノに出走し4着、前走の一般ステークス(ラウンド・テーブル・ステークス、5月13日)で米国初勝利を記録していました。

このあとカリフォルニアの競馬はデル・マー競馬場に舞台を移し、7月18日から9月5日までの夏開催がスタートします。今年は73回目のシーズンになる由。伝えられている所によると、福永ジョッキーもデル・マーで騎乗する予定だそうです。

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください