プレジデンツ・デイのアメリカ競馬

昨日のアメリカはプレジデンツ・デイの休日で、土曜日からの3連休。競馬も3日連続でG戦が組まれていました。しかしながらアメリカ中部は悪天候に見舞われ、サウスウエスト・ステークス Southwest S (GⅢ、3歳、8.5ハロン)が組まれていたオークローン・パーク競馬場は大雨の予報が出て開催がキャンセル、このG戦は来週に延期されています。

ということで今日は残る2つの競馬場で行われたG戦2鞍をレポートして行きましょう。先ずはワシントン州ローレル・パーク競馬場のジェネラル・ジョージ・ハンデキャップ General George H (GⅢ、3歳上、7ハロン)から。fast の馬場に12頭立て、去年のBCスプリント4着、続くシガー・マイル・ハンデも3着と、GⅠで好走してきたバーボン・カレッジ Bourbon Courage が2対1の1番人気。
レースは2番人気(5対2)のジー・ブロス Zee Bros が逃げましたが、直線で一杯になると3番手を進んだ伏兵(24対1)のカティー・シャーク Cutty Shark が一気にスパートして先頭。そのまま押し切るかに見えましたが、前半5番手を進んだ11対1のミスコネクト Misconnect が外から猛追、ゴール直前でカティー・シャークを首差捉えて差し切りました。2馬身差でこれも伏兵(25対1)のスーパー・ナイト Souper Knight が3着に入り、バーボン・カレッジは中団のまま良い所なく10着敗退。
ブルース・レヴァイン厩舎、ケンドリック・カムーシュ騎乗のミスコネクトは、これがステークス初勝利となる4歳牡馬。前走は1月19日、アケダクトの一般ステークス(ジャジル・ステークス)での4着でした。3歳時にもアケダクトの一般ステークス(クイーンズ・カウンティ―・ステークス、9ハロン)で3着したことがあります。またレヴァイン師は、2008年のバスティン・ストーンズ Bustin Stones に続いてこのG戦2勝目。

そしてもう一鞍は、サンタ・アニタ競馬場で行われた第28回ブエナ・ヴィスタ・ステークス Buena Vista S (芝GⅡ、4歳上牝、8ハロン)。firm の馬場に1頭が取り消して6頭立て。去年の11月30日にメイトリアーク・ステークス(芝GⅠ)に勝って以来となるラ・ティア La Tia が3対5の1番人気。
1番枠から好スタートを切ったラ・ティア、そのままハナに立って逃げましたが、4番人気(10対1)のブリングイズマイシング Blingismything が直後にピタリとマーク、この2頭が後続を6~7馬身引き離す展開。そのまま2頭が競りながらゴールを目指しましたが、前半は最後方に付けていた3番人気(9対2)のディヴァーシー・ハーバー Diversy Harbor が内ラチ沿いに進出、直線半ばで先行2頭の外に出すと一気に加速、ラ・ティアに4分の3馬身差を付けて優勝。同じく4分の3馬身差でブリングイズマイシングが3着に粘り込みました。
トーマス・プロクター厩舎、ゲーリー・スティーヴンス騎乗のディヴァーシー・ハーバーは、去年の年末にサンタ・アニタでロバート・J・フランケル・ステークス(芝GⅢ)でハナ差の2着して以来の競馬。3歳時のアメリカン・オークス(GⅠ)2着を含め、これまでG戦に7戦して2着4回、3着1回、4着1回と堅実に走ってきた馬。明け4歳の初戦で7連敗に終止符を打つと共に、G戦初勝利を記録しました。

 

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