今年の仏ダービーはこの馬?

昨日の月曜日、フランスは休日ではありませんでしたが、ロンシャン競馬場でノアイユ賞 Prix Noailles (GⅢ、3歳、2100メートル)が行われました。同じ距離で行われるフランス・ダービーのトライアルの一つで、パターン・レース・システムが導入されてからずっとGⅡに格付けされてきましたが、去年からGⅢに降格されています。
good の馬場に1頭が取り消して6頭立て。全馬が既に今期初戦を終えており、前走サン=クルーのリステッド戦(フランソワ・マテ賞)を圧勝したアガ・カーン所有のカラクタール Karaktar が3対5の断然1番人気に支持されていました。

最低人気(194対10)のトルーク Toruk が逃げ、カラクタールは中団の4番手。直線に向いてペースが上がると、外に付けた本命馬は一気に加速、3番手を進んだ3番人気(56対10)のハイ・ダイナマイト High Dynamite に3馬身半差を付ける楽勝。首差で最後方から追い上げた5番人気(158対10)のベスト・オブ・マックス Best of Max が3着に入りました。
アラン・ド・ロワイヤー=デュプレ厩舎、クリストフ・スミオン騎乗のカラクタールは、去年10月のトーマス・ブライアン賞(GⅢ)で簡単にプロフィールを紹介しましたが、2戦目で初勝利を挙げ、1番人気で臨んだG戦初挑戦は3着敗退。これで2歳シーズンを終え、今期は上記リステッド戦で今期デビューを迎えましたが、前走の負けが嫌われてか2番人気と支持を落としていました。しかしここは2着以下に7馬身差を付ける圧勝で再び評価を挙げ、昨日のG戦初勝利で見事に復権を果たしています。
目標はもちろん5月31日に行われる仏ダービーで、直行するか、もう一叩きするか、最終的にはオーナーが決定することになりましょう。デュプレ師が強調する「良い脚を長く使える」ことが証明され、仏ダービーのオッズは9対2で現時点の本命です。

 

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