コロラドから来た速い奴

4月19日のアメリカは、サンタ・アニタ競馬場のサン・シメオン・ステークス San Simeon S (芝GⅢ、4歳上、6.5ハロン)一鞍。すっかり当ブログでも有名になった(はず)サンタ・アニタの下り坂の芝コース、firm の馬場に1頭が取り消して7頭立て。去年9月に同じコースのエディー・D・ステークス(芝GⅢ)に勝っているホーム・ラン・キッテン Home Run Kitten が2対1の1番人気。
ダッシュ良く飛び出したのは3番人気(7対2)のスイート・スワップ Sweet Swap と4番人気(9対2)のピュア・タクティクス Pure Tacticus 。2頭が後続を離して競り合う中、ホーム・ラン・キッテンは最後方から末脚に賭ける構え。直線、先行2頭が一杯になる瞬間を待って前半離れた3番手を進んだ5番人気(12対1)のゲット・ハッピー・ミスター Get Happy Mister が内ラチぎりぎりを衝いて抜け出し、4番手追走から外を回った2番人気(5対2)のホーリー・リュート Holy Lute を1馬身抑えて優勝。本命ホーム・ラン・キッテンも良く追い上げましたが1馬身及ばず3着に終わりました。
これがG戦初勝利となったマーク・ツァラギス厩舎、タイラー・ベイズ騎乗のゲット・ホーム・ミスターは、コロラド産の5歳せん馬。コロラドのアラパホー競馬場がホームグラウンドで、ここでは9戦9勝、うちステークスは7勝と負け知らずで、去年のシーズン・デビューにもサンタ・アニタに遠征して一般ステークス(サンタナ・マイル・ステークス)で4着していた実績もありました。しかし今まではダート・コースでのもので、今回は芝コースそのものも初めてで、G戦も初挑戦。通算成績は14戦11勝となり、これからは芝コースにも活躍の場が広がりそうです。夏は一旦コロラドに戻り、秋には再びサンタ・アニタで走る予定とのこと。

 

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