グリ・ド・グリの復活祭

昨日の4月4日は復活祭。サン=クルー競馬場でエドモン・ブラン賞(GⅢ、4歳上、1600メートル)が行われました。

8頭の登録がありましたが、有力馬の1頭と目されていたスリックリー・ロイヤル Slickly Royal が取り消して7頭立て。
1番人気(イーヴン)に推されたのは6歳の芦毛馬グリ・ド・グリ Gris De Gris です。

馬場はこの時期特有の極めて重い馬場、重の鬼と言われるほどの馬場巧者であるグリ・ド・グリがスタート良く飛びだし、そのまま逃げ切っての楽勝に終わりました。最後も余裕十分。

2着は2馬身遅れてスキンズ・ゲイム Skins Game 、更に半馬身でドイツから遠征して来たリアン・ケイ Liang Kay の順。最も負担重量が重く、3番人気に支持されていたヴェルティジヌー Vertigineux は馬場が適さなかったのか5着敗退です。

グリ・ド・グリはアラン・ロワイヤー=デュプレ厩舎、クリストフ・ルメールが騎乗していました。

1・2着馬は、3月13日に同じサン=クルーの同じ距離で行われたリステッド戦であるアルティパン賞でも対決しており、その時は負担重量の関係でスキンズ・ゲイムが優勝、グリ・ド・グリは2着していました。
今回両馬の斤量差は僅かに2ポンド、馬の能力がそのまま結果に出たと言えましょうか。

グリ・ド・グリは去年のエドモン・ブランに続いてこのレース2連覇。見事な復活劇を演じました。2008年の同レースは2着だったこともあり、この時期が同馬には合っているのかも知れません。

デュプレ師によれば、次走は5月1日のミュゲ賞を予定。このレースは2008年に優勝、去年は2着という実績もあり、順調に行けば好勝負が期待できそうですね。
エドモン・ブラン→ミュゲというのは、最高クラスの一つ下に位置しているマイラーにとって理想的なローテーションなのです。

 

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