コンデ賞とコンセイユ・ド・パリ賞

昨日の日曜日、ロンシャン競馬場でパターン・レース2鞍が行われました。GⅡとGⅢですが、今シーズン・ロンシャン競馬場のパターン・レースも残すは来週のGⅠ戦(ロワイアル・オーク賞)ただ1鞍のみになってしまいました。

先ずはコンデ賞 Prix Conde (GⅢ、2歳、1800メートル)。シーズン末期、ロンシャンでの最後の2歳戦となります。馬場状態は good 、6頭が出走してきました。
6対5の1番人気に支持されたロワ Loi は、前走の2戦目でサン=クルーの1600メートルで初勝利を挙げた馬。スタートでは左にフラつき、掛かり気味に2番手に押し上げる若さも見せましたが、最後はシッカリと逃げるヤン・ツェー・キャン Yang Tse Kiang を4分の3馬身捉えて期待に応えました。更に1馬身半差3着にリダーリ Lidari の順。

ロワを管理するのはジャン=マリー・ベギーニュ調教師。師によれば、長距離クラシックに向けた候補で、フランスよりイギリスのダービーに適したタイプとか。このあとのサン=クルーのGⅠ戦には向かわず、今期はこれで終戦だそうです。長距離クラシックを目指す馬が今の時点でGⅠ戦に出るのは芳しくない、というのが師の見解です。
騎乗したオリヴィエ・ペリエは、このレース2勝目。1997年のシーフ・オブ・ハーツ Thief of Hearts 以来というのは意外な感じがします。

ロワの父は2007年の仏ダービー馬ロウマン Lawman 。父は英語で「法の執行者」という意味ですが、ロワはフランス語で「法律」そのもの。来年のクラシックを賑わすことになるかどうか。

もう一鞍がコンセイユ・ド・パリ賞 Prix du Conseil de Paris (GⅡ、3歳上、2400メートル)。かつては(コンセイユ・ミュニシパル賞と呼ばれていた時代)残念凱旋門賞として勝てなかった馬や間に合わなかった馬が参戦してくる一戦でしたが、昨今は秋冬の国際レースが増え、以前のような強豪の名を見ることは少なくなりました。
近年はここを起点に成長してくる馬が多いようで、先日ニューマーケットでチャンピオン・ステークスを制したシリュス・デ・ゼーグル Cirrus Des Aigles は一昨年の勝馬です。

今年は7頭立て、凱旋門組からの参加はありません。ここも9対10の1番人気に支持されたヴァダマール Vadamar が順当に期待に応えました。スタートから400メートルほど行った地点で先頭を奪い、そのまま逃げ切っての快勝です。
首差2着にソレミア Solemia が追い込み、2馬身差3着にアイヴォリー・ランド Ivory Land (勝馬と同じロワイヤー=デュプレ厩舎)。

アガ・カーンの所有馬ヴァダマールは、シーズン当初はクラシック候補と目されていた馬。英ダービーに挑戦して7着、そのあと休養に入り、凱旋門トライアルのニエル賞では3着になっていた3歳馬で、4月にサン=クルーのリステッド戦に勝って以来の勝利となります。
アラン・ド・ロワイヤー=デュプレ厩舎、クリストフ・ルメール騎乗。来年の現役続行などを含め、今後の予定についてはオーナーが数日中に結論を出すだろう、というコメントが出されました。

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