前走の雪辱戦

ケンタッキー・ダービー明けの日曜日、アメリカ競馬のG戦はサンタ・アニタ競馬場のハネムーン・ステークス Honeymoon S (芝GⅡ、3歳牝、9ハロン)一鞍です。firm の馬場に1頭が取り消して9頭立て。このレースの前哨戦となったプロヴィデンシア・ステークス(芝GⅢ)出走組から5頭が出走してきましたが、2対1の1番人気に支持されたのはその時首+半馬身差3着のアントレーシャ Entrecht でした。前走逃げ切ったスピリット・オブ・ジァン Spirit of Xian はマークされることが予想されて7対2の3番人気。
予想通りスピリット・オブ・ジァンが逃げ、追込みのアントレーシャは5番手から。しかし今回はアントレーシャの末脚は不発、6着に終わってしまいます。替って逃げ馬を追い詰めたのは、プロヴィデンシアでは追い込んで首差届かず2着だった2番人気(3対1)のスパニッシュ・クィーン Spanish Queen 。逃げ馬を3番手で追走し、直線ではライヴァルの外に持ち出して並び掛けると、6番手から追い込む最低人気(48対1)のシャーラ・レー Sharla Rae に1馬身半差を付けて雪辱を果たしました。2馬身4分の3差でスピリット・オブ・ジァンが逃げ残っての3着。
リチャード・バルタス厩舎、ブライス・ブラン騎乗のスパニッシュ・クィーンは、今年3月5日にサンタ・アニタの芝コース1マイル戦で2着以下に5馬身以上の差を付けてデビュー勝ちした馬で、前走は2着惜敗でしたが、ここでG戦初勝利を挙げ、通算成績は3戦2勝2着1回。芝の3歳牝馬戦では主力の1頭になること間違いなさそうです。

 

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