マイル路線か? オークスか?

今年の競馬日記、ヨーロッパ編は国ごとに分ける方針にしましたので、昨日のG戦レポートは三つの記事に分散されます。悪しからず。
ということで次はアイルランドのネース競馬場 Naas から、イヴニング開催で行われたブルー・ウインド・ステークス Blue Wind S (GⅢ、3歳上牝、1マイル2ハロン)。

soft の馬場に7頭が出走し、古馬4頭に対しクラシック・トライアルとして参戦する3歳馬が3頭と言うメンバー。10対11の単勝2倍を切る1番人気に支持されたのは、3歳馬のプリースキャッチ Pleascach でした。今回は取り敢えずこの表記にしましたが、恐らくケルト語の馬名かと思われますので、正式な読み方は判りません。将来は変更することになるかも・・・。
さてレースは3番人気(8対1)で6歳のユーフラシア Euphrasia が逃げましたが、後半は4番手で待機したプリースキャッチの独壇場。3番手を進んだ同じく3歳馬で2番人気(11対4)のザンダ Zannda に何と8馬身半の大差を付けていました。更に4馬身4分の3差でブービー人気(25対1)の6歳馬クィーン・オブ・アルバ Queen Of Alba が3着。

ジム・ボルジャー厩舎、ケヴィン・マニング騎乗のプリースキャッチは、去年6月にカラーの6ハロン戦でデビューして4着。7月のレパーズタウンの7ハロン戦で初勝利を挙げ、シーズンを終えていました。今期は先月、ネイヴァンのリステッド戦(10ハロン)で2着し、ここに臨んでいました。前走では次走チェシャー・オークスに勝ったダイアモンズアンドルビーズ Diamondsandrubies (3着)に先着していますから、レヴェルの高いリステッド戦だったと評しても良さそうです。
血統的にはテオフィロ Teofilo 産駒、マイルにより適しているのか、オークスの1マイル半を克服するスタミナがあるのか微妙な所。師がマイル向きと判断すれば愛1000ギニーを目指すでしょうが、現時点ではロイヤル・アスコットのリブルスデール・ステークスから愛オークスを目指す可能性の方が高そうです。エプサムのオークスにも登録がありますが、その出否はこれから真剣に検討するとのことでした。

 

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