念願のG戦初勝利

さて、昨日は英国のヘイドック・パーク競馬場でもテンプル・ステークス Temple S (GⅡ、3歳上、5ハロン)が行われました。見直しが行われている短距離路線、このレースは従来通り3歳上の条件でしたが、今年は3歳馬の参戦は無く、good の馬場に1頭が取り消して11頭立て。去年は3歳馬として優勝したホット・ストリーク Hot Streak が連覇を掛けて7対2の1番人気に支持されていました。

3番人気(13対2)のゴールドリーム Goldream と6番人気(8対1)のテイク・カヴァー Take Cover が逃げ、速いペース。最後は各馬が殺到するゴチャ付いた展開。多くの馬が不利を被る荒れたレースとなり、後方を進んでアクシデントを避けられた7番人気(10対1)のパール・シークレット Pearl Secret が、これも後方待機から伸びた9番人気(12対1)ジャック・デクスター Jack Dexter との叩き合いを首差制して優勝。半馬身差で最低人気(40対1)のウインド・ファイア Wind Fire が3着に食い込む波乱となりました。
5番人気(8対1)のジー・フォース G Force は危うく落馬するほどの不利がありましたが、連鎖的に起きたアクシデントで、審議も失格も無く入線通りで確定しています。ホット・ストリークはスタートをミスしたこともあって6着敗退。

勝ったパール・シークレットは、デヴィッド・バロン師が管理し、ジョージ・ベイカー騎乗の6歳馬。本命馬と3着馬も所有しているカタール・レーシングの馬で、去年の2着馬でもありました。これまでリステッド戦に2勝していますが、G戦は初制覇。前走フランス遠征はサン・ジョルジュ賞(GⅢ)8着と凡走、昨シーズン最後のアベイ・ド・ロンシャン賞(GⅠ)も14着と奮いませんでした。
この勝利でアスコットのキングズ・スタンド・ステークスに14対1のオッズが出されましたが、このレースは一昨年3着、去年10着で、出走すれば今年で3年連続となります。但し陣営は馬場が今日の状態より乾けば出走しないと明言。あくまでも馬場が柔らかい時にのみ好走するタイプとのことでした。

 

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