先週のトライアル戦から

まとまらない話ですが、先週末のヨーロッパ競馬便り。日記のタイトルも思いつきません。一応、当り障りの無いタイトル。
まず金曜日はフランス、サン=クルー競馬場でペネロープ賞がありました。3歳牝馬の2100メートル、GⅢです。
勝ったのは2番人気、ファーブル厩舎のギャノア Gagnoa 。読みがよく判りませんが、そうしておきます。この馬については今のところ情報不足。いずれ調べておきましょう。
土曜日(4月12日)はケンプトン競馬場でクラシック・トライアルが二つ。ただし、どちらもパターン競走ではなく、リステッド・レースですがね。
1マイルのイースター・ステークスは、3年前に勝馬が2000ギニーで2着に入ったことがある程度のレースで、あまりクラシックには繋がりません。しかし今年勝ったイル・ウォード Il Warrd という馬は勝ち方(2着に4馬身差)が良かったらしく、クラシックでも穴人気に推されそうとか。厩舎筋ではフランス2000ギニーに向かう公算が大きいということになってます。
一方、牝馬のマサカ・ステークスはジャズ・ジャム Jazz Jam という馬。こちらはイタリアの1000ギニーを狙うんだそうです。
チョッと面白いと思ったのは、イル・ウォードもジャズ・ジャムも共にピヴォタル Pivotal 産駒であること。ピヴォタルと言えば、何年か前にアイルランド1000ギニーで産駒がワン・ツー・フィニッシュしたことを思い出します。今年も勝馬を出せるか。
日曜日にはフランス、ロンシャン競馬場でグロット賞が行われたらしい。らしい、というのは、詳しいフランスの情報が入ってこないのですね。去年は「鉄拳王」というフランスの競馬動画サイトがあって便利だったのですが、どうも放映権のトラブルでサイトが閉鎖されてしまった様子。英国の電子競馬新聞でもフランスからのニュースは報道されますが、あくまでもイギリスと関係が深い話題に限られます。ということでイマイチはっきりしないのですが・・・。
で、そのグロット賞。ロワイヤー=デュプレ厩舎の期待、いやフランス競馬界の今年のアイドルになりそうな雰囲気のザルカヴァ Zarkava が圧勝したようです。
早くもエプサム・オークスの1番人気に祭り上げられましたが、オークスはまだ先のこと。差し当たって1000ギニーは、イギリス遠征か地元フランスか未定の由。無敗のザルカヴァの動向を押さえておかなきゃいけません。
この日は牡馬によるラ・フォース賞も行われ、勝ったハイロック High Rock はフランス・ダービーが目標とのこと。
さて今日、月曜日は同じくフランスはメゾン=ラフィット競馬場で重要なトライアル・レースが行われます。どちらもリステッドですが、共に1400メートル戦。牡馬はジェベル賞、牝馬はアンプルーダンス賞です。いずれも過去のフランスの名馬の名前を採ったレースですね。
このうちアンプルーダンスにはナタゴラ Natagora が出てきます。もう枠順も発表されていますから間違いありません。1000ギニーの有力候補ですから、今日の結果は忘れずチェックが必要。
ということで取り止めも無いヨーロッパ・クラシック戦線のウォッチングでした。
そして今週、いよいよ16日(水)と17日(木)にニューマーケットのクレイヴァン・ミーティングが開催されます。16日が牝馬のトライアル、ネル・グィン・ステークス、17日は牡馬によるクレイヴァン・ステークスです。
このあと土曜日にはニューバリー競馬場でグリーナム・ステークスが行われ、重要なクラシック・トライアルが出揃います。もちろんアイルランドでもいくつかあるでしょう。
イギリスの競馬はシーズンが開始されて直ぐにクラシック本番を迎えます。トライアルを一つ使うか、本番に直行するか。いずれにしても情報があまり出揃わないうちにクラシックということになるのです。
馬券を当てようとする人たちにとって最も悩ましいのが1000ギニーと2000ギニーじゃないでしょうかねぇ。5月初めです。
尤も、情報がたくさん揃っても700万円馬券が出る国もあるし、競馬はやって見なけりゃ判りませんナ。

 

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