三冠調教師、日曜日もG戦勝ち

三冠に沸いた翌日、6月7日もアメリカでは2鞍のG戦が行われました。クライマックスは過ぎましたが、未だ未だ競馬は続きます。

モンマス・パーク競馬場のモンマス・ステークス Monmouth S (芝GⅡ、3歳上、9ハロン)は firm の馬場に、前日のレースにも二重登録していた馬など3頭が取り消して9頭立て。去年8月にサラトガでアローワンス戦を快勝して以来となるグーレール Ghurair が9対5の1番人気。
最終オッズは不明ですが、10対1のカナダ馬インチケープ Inchcape が逃げ、グーレールは4番手追走。インチケープが先頭で直線に向き粘り込む所に、前半6~7番手で待機していた並んで2番人気(5対2)の2頭、トリプル・スレット Triple Threat とミドルバーグ Middleburg が馬体を接して外から追い込み、2頭の写真判定。結果外のトリプル・スレットがハナ差でミドルバーグを抑え、1馬身半差の3着にインチケープが逃げ粘りました。グーレールは5着。
ウイリアム・モット厩舎、ホセ・レズカノ騎乗のトリプル・スレットは、2013年にフランスでラ・フォース賞(GⅢ)とユージェーヌ・アダム賞(GⅡ)に勝ってきた強豪5歳馬。これが鮮烈なアメリカ・デビューで、夏場以降の芝長距離戦で大活躍しそうな予感のする1頭です。

そしてサンタ・アニタ競馬場からはアファームド・ステークス Affirmed S (GⅢ、3歳、8.5ハロン)。fast の馬場で1頭が取り消して4頭立てとなり、馬券は単勝のみ。サンタ・アニタ・ダービー4着で発熱のためケンタッキー・ダービーに出走が適わなかったプロスペクト・パーク Prospect Park が3対5の1番人気。
最も人気の無い(6対1)オム Om がペースメーカーとなり、3番手追走のプロスペクト・パークが第3コーナーで2番手に上がって直線。ここで一旦3番手に下がった2番人気(7対2)のギミー・ダ・ルート Gimme Da Lute とのマッチレースのような形になりましたが、順調に来ていたギミー・ダ・ルートが競り勝ち、本命馬に半馬身の差を付けて優勝。2馬身半差で逃げたオムが3着。
ギミー・ダ・ルートは、前日アメリカン・フェイロー American Pharoah で三冠を達成したボブ・バファート師の管理馬で、こちらはマーチン・ガルシアが騎乗していました。4月初旬に一般ステークス(エコー・エディー・ステークス)に勝っておりステークスは2勝目、G戦は初勝利となります。これで通算成績は6戦3勝。

 

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