アスコットの合間のアイルランド
世界の競馬ファンの目がアスコットに向いている中、昨日はアイルランドのレパーズタウン競馬場でもバリーコーラス・ステークス Ballycorus S (GⅢ、3歳上、7ハロン)が行われました。有力電子競馬新聞でもほとんど無視されているG戦。
馬場は散水しても good to firm と高速馬場で、7頭が出走、4頭の3歳馬と3頭の古馬というメンバーです。人気は古馬に集まり、5対2の1番人気は、これが今期初戦ながら昨シーズンをフェアリー・ブリッジ・ステークス(GⅢ)優勝で締め括ったテスティッド Tested でした。
レースは下から3番目、5番人気(11対2)の3歳馬コンヴァージェンス Convergence が逃げ、テスティッドは4番手から猛追しましたが、最後は斤量差(9ポンド)もあって首差届かず逃げ切り勝ちを許しました。半馬身差で2番人気(7対2)、6歳馬のソヴリン・デット Sovereign Debt が3着。
ゲール・ライオンス厩舎、かつて見習いチャンピオン・ジョッキーを獲得したこともあるゲーリー・キャロル騎乗のコンヴァージェンスは、前走愛2000ギニーで7着していた馬。今期初戦のダンダルクで2勝目を挙げ、クラシックに挑戦していました。
愛2000ギニーは40対1のオッズで、勝馬グレンイーグルス Gleneagles とは5馬身チョッとの差。古馬のGⅢ級の馬と好勝負になるのですから、今年の3歳マイラーはレヴェルが高いと言えるかもしれません。アスコットが終われば、シーズンは3歳と古馬の混合戦が主体、世代間比較が競馬の楽しみの一つになってきます。
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