エルダーのエルガー

プロムスのネット中継レポート、暫くお休みしていましたが、そろそろ再開しましょう。留守にしていたり、暑すぎたりと中々音楽を聴く環境じゃありませんが、どうやら1週間の周回遅れになってしまったみたい。
何とか取り戻すべく頑張る積り。

ということで、今回は先月30日のハレ管を聴きました。英音楽界の重鎮となりつつあるエルダー卿の指揮で、名前も良く似たエルガー卿の名作がメイン。

7月30日 ≪Prom 17≫
ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲
ヴォーン=ウィリアムス/オラトリオ「聖なる市民」
     ~休憩~
エルガー/交響曲第2番
 ハレ管弦楽団
 指揮/サー・マーク・エルダー Sir Mark Elder
 テノール/ロビン・トリッチュラー Robin Tritschler
 バリトン/イアン・パターソン Iain Paterson
 合唱/ハレ青年合唱団、トリニティー・ボーイズ合唱団、ハレ合唱団、ロンドン・フィルハーモニック・コーラス

改めてエルダーの経歴を調べたら、意外にもこの人、私より一つ年下なんですね。遥か昔にロンドンに出掛けた際にENO(English National Opera)を覗いたらシュトラウスの「サロメ」が掛かっていて、その時振ったのがエルダーでした。
遠目には結構な歳に見えましたが、なぁ~んだ、未だ若造だったんだ!! 色々発言で物議をかもしたこともある人ですが、今やプロムスには毎年の様に登場するヴェテランで、ここ数年ではパルシファル、使徒たち、エロイカなんか記憶に残っていますね。ラスト・ナイトもファースト・ナイトも担当したことがあります。

2曲目のヴォーン=ウィリアムス作品は、意外にも今回がプロムス初演の由。作曲から90年目に当たりますが、イギリスでもそう度々取り上げられる作品ではないようです。実際、私も録音を含めて今回初めて聴きました。
タイトルは、テノール、バリトン、合唱と管弦楽のためのオラトリオとなっていますが、テノールは遠方(舞台裏)で歌うので、主役はバリトンと合唱でしょう。
スコアはフェイバー社から出ていて入手可能ですが、私は残念ながら持っていません。日本でナマ演奏を聴ける機会でもあれば買う気にもなると思いますが、今の所は、ねぇ~。

エルガーは特に言うこともありません。二つの交響曲、プロムスでは毎年どちらかが、あるいは両方とも取り上げられます。確か去年もハーディングが2番を振っていたと記憶します。
改めて、良い曲だなという感想。今年は1番の出番はないみたい。

 

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