チーム・オブライエンの一日

8月6日の木曜日、アイルランドのレパーズタウン競馬場は正にオブライエン・ファミリーの祭典になりました。イヴニング開催で一日7レース、G戦はバリーローン・ステークス Ballyroan S (GⅢ、3歳上、1マイル4ハロン)一鞍だけでしたが・・・。
馬場は good to firm 。最近4年間はデルモット・ウェルド厩舎が、その前の2年間はエイダン・オブライエン厩舎が制しているこのG戦、今年も両厩舎の馬が人気の中心でした。8対15の1番人気はオブライエン厩舎の3歳馬でG戦初挑戦のフィールズ・オブ・アゼンリー Fields of Athenry 、今期2戦2勝で同じくG戦初挑戦のウェルド厩舎の3歳馬エデルプール Edelpour が4対1の2番人気で続きます。

レースは最低人気(20対1)の4歳馬ロヘリン Roheryn がハナを切りましたが、2番手に付けたフィールズ・オブ・アゼンリーのシーマス・ヘファーナン騎手はペースがスローと見るや、早目に逃げ馬を交わして先頭、そのまま4番手から追い上げるエデルプールに1馬身4分の3差を付けて人気に応えました。逃げたロヘリンが粘って4馬身差の3着。
勝ったフィールズ・オブ・アゼンリーは、2歳のデビュー戦は7着で1戦のみ。今期初戦のダンダルクで初勝利を挙げ、続くダウン・ロイヤルで伝統あるハンデ戦(アルスター・ダービー)で2着した後、レパーズタウンのリステッド戦(14ハロン)を快勝し、これで2連勝となります。ガリレオ Galileo 産駒ということでセントレジャーに登録があり、オッズは8対1に上がりました。ヨークを使ってから最後のクラシックへ、というのが順当な路線でしょう。

ところでオブライエン厩舎、この日の7レースの内、何と5勝の固め打ち。負担重量の関係からG戦だけはヘファーナン騎手が手綱を取りましたが、他の4レースは全て息子のジョセフ・オブライエン騎乗。5勝全てが1番人気での勝利で、馬券的な妙味は全く無かったのかも知れませんネ。

 

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