9月最初のG戦

9月3日、英国のソールズベリー競馬場でディック・プール・フィリーズ・ステークス Dick Poole Fillies’ S (GⅢ、2歳牝、6ハロン)が行われました。9月に入って最初のG戦です。去年からGⅢに格上げされた2歳牝馬戦で、この競馬場では8月のソヴリン・ステークス(GⅢ)に次ぐ二つ目のG戦ということになりますね。
馬場は soft 、1頭が取り消して7頭立て。前走ヨークのナーザリー戦を快勝して2連勝中のメイフェア・レディー Mayfair Lady が5対4の1番人気に支持されていましたが、鞍上が見習い騎手ということで荷が重いかも知れません。

そのメイフェア・レディーは好スタートから先頭に立ちましたが、間もなくジョイント5番人気(16対1)のザッツオールアイムセイイング Thatsallimsaying が交わしてハナを奪い、人気馬は2番手から。しかし伸びたのは3番手に付けていた3番人気(9対2)のラ・リオハ La Rioja で、残り2ハロンで間を割って伸びる際に他馬と接触する場面こそあったものの結果を左右するほどのものではなく、後方から追い込む2番人気(11対4)ワットドゥーアイウォントザットフォー Whatdoiwantthatfor に4馬身半差を付ける快勝です。同じく後方から追い上げたジョイント5番人気のユニリット Unilit が更に2馬身半差で3着に入り、メイフェア・レディーは4着敗退。
ヘンリー・キャンディー厩舎、アンドレア・アトゼニ騎乗のラ・リオハはカタール・レーシングの所有馬で、これで3戦2勝。リングフィールドのデビュー戦で3着の後、前走7月初めにニューバリーの牝馬限定戦に勝って2連勝となります。キャンディー師によれば、同馬はあくまでも重馬場の6ハロンまでのタイプの由、今期はあと1戦で来シーズンに備えるとのことでした。モイグレア・スタッドに向かう積りは無く、チーヴリー・パーク・ステークスに追加登録するかを考慮中。来年のコモンウェルス・カップに14対1のオッズが出されました。

 

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