覆ったセントレジャー

競馬ファンとって昨日最大のニュースは、先のセントレジャーの採決に対する異議申し立てが認められ、最終的に1着で入線したシンプル・ヴァーズ Simple Verse が名実ともに勝馬と認められたことでしょう。
11日間勝者として記録されたボンダイ・ビーチ Bondi Beach 陣営もこれを認め、正式な決定となりました。アブライエン師は“That’s Racing”とコメントしています。

改めてシンプル・ヴァーズに付いて記すと、管理するのはレイフ・ベケット師で、セントレジャーは初勝利。騎乗したアンドレア・アトゼニは、去年のキングストン・ヒル Kingston Hill に続く二度目、連覇となりました。オーナーのカタール・レーシングにとっても最初のセントレジャーです。
前走グッドウッドでリリー・ラングトリー・ステークス(GⅢ)に勝ってステイヤーとしての素質を証明したことから、陣営は追加登録料を支払って参戦、紆余曲折の末にクラシックのタイトルを獲得したことになりました。
牝馬のセントレジャー優勝は1992年のユーザー・フレンドリー User Friendly 以来のこと。

ドンカスター競馬場の勝負審判が下した裁決を英国競馬会の総元締めであるBHR(British Horseracing Board)の本部が覆したことになりますが、シンプル・ヴァーズ陣営が訴えたのは、これがクラシック・レースだったから。それだけ「クラシック」の持つ意味は大きいと言えるでしょう。凱旋門賞などの一般GⅠ戦とは格式が違います。
ということで先にアップした血統プロフィールですが、こちらは記事を削除せずに残し、改めてシンプル・ヴァーズを取り上げる予定です。暫しお待ちを・・・。

 

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