9月のエクリプス賞
昨日は月曜日ですが、フランスのシャンティー競馬場でエクリプス賞 Prix Eclipse (GⅢ、2歳、1200メートル)が行われました。去年は10月10日の施行でしたから、3週間近く前倒し。移動の理由については情報を得ていません。
馬場は soft 、牡馬1頭に対して牝馬4頭の5頭立て。3勝馬が2頭、2勝馬も2頭、残る1頭が1勝馬という構成で、全馬がG戦の出走経験を持ちます。中でもカブール賞(GⅢ)に勝ってモルニー賞(GⅠ)が3着というトゥーニー Tourny が6対5の1番人気、ボア賞(GⅢ)の勝馬フライ・オン・ザ・ナイト Fly On The Night が9対1の最低人気と、5頭のオッズにも然程の差はありません。
先行タイプのフライ・オン・ザ・ナイトが逃げ、トゥーニーが2番手で追走しましたが、レース半ばで2番人気(8対5)のサスパレラ Sasparella が替って2番手に進出。フライ・オン・ザ・ナイトは残り1ハロンまで逃げましたが(最後は最下位)、サスパレラがこれを交わすと、トゥーニーの追い上げを1馬身4分の1差抑えて優勝。更に半馬身差で4番人気(79対10)のヴェネシア・スタイル Venecia Style (ロベール・パパン賞4着馬)が最後方から3着に追い込みました。3番人気(58対10)でボア3着・カブール2着の牡馬デュ・パイラ Du Pyla が4着。
カルロス・ラッフォン=パリアス厩舎、マクシム・グィヨン騎乗、ウェルザイマー兄弟所有のサスパレラは、出走馬の中では最もキャリアの浅い牝馬で、これが未だ3戦目。ドーヴィルの1200メートルで新馬勝ちし、前走2戦目は同じドーヴィルのカルヴァドス賞(GⅢ)で4着(5頭立て)でした。経験馬相手にG戦を制したのですから、成長力で勝っていたと見るべきでしょうか。
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